インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

白と黒が出会うとき

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
Amazon.co.jpで確認
考えさせられた。。 ★★★★★
以前、テレビのドキュメンタリーで、病院の乗っ取りについて見たことがあるだけに、本書はフィクションだけど、実際にあったらと考えたら怖くなった。ドキュメンタリーで見た説明と重なる部分があったので、本書は丁寧な取材の元に書かれているようだ。小説だから分かりやすくて、日本の病院問題について考えてみるにはよいきっかけになるかも。医者は医療のプロでも経営は素人。そんな人が経営しているのだから、病院は危うい一面を持っているんだと思う。
勢いが感じられない ★☆☆☆☆
新しいのは、医療の世界ということだけで、近頃の新堂作品は、ネタが尽きたという気がしてならない。
デビューから1〜2年のころの、金融ものや、カリスマ、鬼子のイメージがあるので、単行本は全て揃えているが、最近の作品は、期待はずれが多い。
出版者から引っ張りだこなのはわかるのだが、語彙の限界を感じる。
裏社会を知るとぞっとする。 ★★★☆☆
裏社会の恐ろしさを「病院」という聖域に持ち込んだ作品。
「黒い太陽」もそうだが、新堂冬樹は本当に悪い人間を「ここまでやるか?」と思うほどに悪くして、読者の憎しみを掻き立てる。
本書での久我がそうであるように。
看護婦の鏡のような早苗が、久我の下で病院の乗っ取りを企む恭介と出会い、いつしか彼らに加担していく。
「白」と「黒」の二人がお互いに引きずられそうになりつつも、「灰色」の部分で折り合いをつけそうになるのだが、想像以上の久我の企みにより、予想外の結末が。

早苗と恭介の気持の揺れの描写には、ちょっと強引な部分もあり、?と首を傾げたが、ストーリーの面白さで一気に読ませる。弱者が集まる「病院」を舞台に繰り広げられる乗っ取りの手段は、本当に恐ろしく、現実であったらと怖くなった。病院経営が医者という、経営には全くの素人であるゆえに、ありそうな話なのである。
衝撃的内容 ★★★★☆
人一倍正義感が強く、みんなからナイチンゲールと称され看護師の鑑のような存在の早苗が、
血も涙もなく、自分の私利私欲の為なら手段を選ばない極悪非道の久我コンサルティング
会長の久我と、小間使い的存在の恭司によって翻弄され、徐々に壊れていく。
多少残酷な内容の話であるが、人間の大事な部分と醜い部分が対比でき、ある意味衝撃的
でした。