DVDは日本の国産プレイヤーで再生可能です
★★★★☆
自分が持っているのはUK盤のはずですが、DVDは日本の通常の国産プレイヤーで再生できました。PV3曲分のメイキングが収録されていますがそう長くはなく、それ以外はPVとライヴ(強力!)なのでメイキングに特に興味がなければ輸入盤の購入でも問題ないと思います。ディスク2のレア曲集は貴重だし、本編はもちろん名盤なので既に通常盤を持っている方にも買い直しをお勧めします。
個人的には傑作。ライヴ映像はかなり良かったです
★★★★★
マシーン・ヘッドの6thアルバム「ザ・ブラッケニング」のスペシャル・ツアー・エディション。
DISC1・・・本編
全8曲中、9分以上の曲が4曲、と長い曲が多いですが、サウンド、ヴォーカル、共に一曲の中での静と動(メロディアスとヘヴィ)の使い分けが上手く、中弛みしにくいように仕上げてあると思います。
オリジナルの国内盤のボーナストラックとして収録されていたメタリカのカヴァー「Battery」は未収録。
DISC2・・・追加CD
1994〜2008年までのBサイド&レア楽曲。
カヴァー、ライヴ、デモなどを収録。
イマイチに感じる曲が何曲かありましたが個人的には楽しめました。
DISC3・・・DVD
約1時間40分の映像。
・ライヴ映像11曲
・ミュージック・ビデオ3曲+メイキング。
ライヴは4つの場所での映像。
「ウィズ・フル・フォース2008」
3曲。CDより迫力、重量感がある。
「ロック・イン・リオ2008」
2曲。音、映像、共にドラムがやや目立つ。
「ダウンロード2007」
2曲。空が見える場所での演奏。メンバー、楽器が一番ハッキリ見える。
「バーン・マイ・アイズ10周年記念ライヴ2004」
4曲。モノクロ映像ですが迫力あり。
もう一つの「ブラック・アルバム」
★★★★★
2007年に一番よく聴いたアルバムです。
ロブ・フリンのヴォーカルは更に力強さを増し怒りまくってます。イン・フレイムスやソイルワークはノーマル声になった途端に弱々しくなってしまうのに比べてロブは力強さを失わず更に表現の幅が広がってると感じました。
ギタープレイも素晴らしく2人が火花を散らしているのが目に浮かぶようでピッキングノイズがしっかりと聞こえる荒々しい音作りもポイント高いです。
一つ一つの曲は長いですが、何曲かをバラして繋げたような冗長なところはなく、緩急のある展開はまさに「アルバム1枚で1曲」と言って差し支えない出来です。
ボーナストラックのBatteryは1音半下げチューニングとロブのハイテンション&ヘヴィなヴォーカルもあってメタリカが可哀想になるほどカッコ良い。
現代メタルのマスターピース!
★★★★★
圧巻のアルバムである。1曲の中に静と動、緩と急、強と弱、激と穏・・と対極的なコントラストが放り込まれている。
しかし、曲が長尺にもかかわらず全く飽きないのは、天晴れな楽曲構築術と各人の演奏技術によるセンス・・もっと言えばロブ・フリンの長年に渡る音楽経験値の賜物だろう。そんじょそこらの新人バンドや凡百のバンドには到底創り出せない、非常にレベルの高い作品である。
左右のチャンネルで鋭く唸りをあげるロブとフィル・デンメルのギター、圧殺の重量感で屋台骨を支えるアダム・デュースのベース、テクニカルにしてダイナミックなデイヴ・マクレインのドラム、そしてロブの歌唱と咆哮・・。
気付けばアルバムももう終盤に差し掛かっているのである。収録時間を全く苦に感じさせない優れたアルバムだ。
帯にもあるように本作は現代ヘビィメタルにおける完全なるマスターピース。
尚、プロデュースはロブ他、ミックスはCARCASS、NAPALM DEATH等で勇名なコリン・リチャードソン。エンジニアはMONSTER MAGNETの作品やSLAYERの[GOD HATES US ALL]を手掛けたマット・ハイド。
1st以来の衝撃作
★★★★★
ブラッケニングというタイトルだけで購入してしまいました。
今作は1曲1曲の作り込み具合が半端ではありません。
1曲目のClenching The Fists of Dissentではいきなり10分を超える大作ですし、今は亡きダレルについて書かれたAesthetics of Hate、悲しげなサビが印象的なHaloなどとても聴きごたえがあります。ここでは3曲だけ上げましたが、冒頭で言ったようにいわゆる捨て曲が無く、全編に渡って聴けますね。
前作品のThrough The Ashes of Empiresを格段にパワーアップした本作は確実にメタル史上に残る傑作です!