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肉の顔役 (上) (幻冬舎アウトロー文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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いろいろな意味で古典 ★★★☆☆
ヒロインの貴婦人が裸になるまでに200ページ、凌辱されるまでにさらに50ページかかります。
それも初凌辱は、もう終わってしまった、という過去形で語られるもので、初挿入時の盛り上がりなどは皆無。
それだけ費やしても、凌辱への期待感やムズムズ感が盛り上がるならともかく、それもなく、凌辱者側の事情が延々語られるだけ。
いちおう読者視点の男主人公・相田ですが、凌辱者側のヤクザ集団に加わったにもかかわらず、同情心から貴婦人や娘を逃がそうとします。(上巻では娘はまだ逃走中)
誰が得する構成なのだ、と。
「花と蛇」もそうだが、大長編でもあり、官能SMの成り立ちを味わいながらゆるゆると読むのには適しているかもしれない。
同じ団鬼六作品なら、じっくりとページを費やしながら隙がなく、あらゆる方向から官能に焦点を当て、中後半は驚くほど盛り上がる、「お柳情炎」「無惨花物語」などの作品が、初心者には実用的で読み応えもあると思う。
「花と蛇」より読みやすい鴨 ★★★★★
話は終戦直後。没落した華族の母娘が、悪名高い旧日本軍将校率いる新興暴力団に捕らえられ、かつてのおかかえ車夫や性悪女中、ブルックリン出身の脱走黒人兵、酔いどれ医師に散々なぶられ、調教され、花電車ショー(花電車の意味を知らない人はお父さんに聞こう!)が売り物の奴隷娼婦に堕とされる。だが、悪鬼達の姦計はそれだけに止まることは無かった・・・

氏の代表作である「花と蛇」に比べて、続編を含めて全4巻と短いながらも内容はハードで濃く、歴史的背景(笑)もしっかりしてるので、初心者向けだと思います。