医療従事者ではありませんが、患者の立場として。
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私は十数年、難治性下脚潰瘍と付き合っていますが、免疫異常に因る潰瘍及びビュリュ−ガー(英語読みでバジャー)に対する恐怖心も災いしているのではないでしょうか。 私も初め診ていただいていた先生には、ヨウドチンキで消毒(ここで組織が死んでないかチェックするため。顔を歪めればOK)後リバガーゼ、次に診ていただいた先生にはイソジン(これは全然沁みませんでした。)で消毒後オルセノン軟膏、現在でも診ていただいている大学病院では当初毎回(月2回)デブリをせっしにて10〜15分かけて執り行った後、イソジンで消毒・アクトシン塗付・メロリンガーゼ、ここ2年程は生理食塩水で洗浄後ワセリン・アクトシン・メロリンガーゼといった状態です。 2年ちょっと前に潰瘍部が感染症になったためこの病院に入院しましたが、検査の結果は「皮下毛細血管の循環不良が原因」との事でした。 ただこの時、植皮のため採皮した部位が完治するのに1年2ヶ月掛かったので、今でも「何故その様な処置に出る前に駄目元で、プロスタンディンの点滴及び結核への感染の有無を試みなかったのか。?」というのが悔やまれます。 尚私の症例は、皮下毛細血管の循環不良を改善しないと(弾性ストッキング外して2時間以上経過すると、足首の表皮がみるみる黒く変色します。通常、就寝時には外しますが、私の場合シャワーを浴びる時以外フルタイムです。)治癒が見込めそうもないので、ラップ&ワセリン療法が有効かどうかは解かりませんが、シャワー後のアクトシン塗付の痛み(私にとってこれは「フィブラストスプレー」より沁みます。ボルタレンも効きません。)からは開放されたいです。 最後に患者の痛がる治療はすべきでないとの事ですが、スタッフの員数に余裕のある処はできると思いますが、私が診ていただいている病院では人手不足とスケジュールの過密から、しばしばキシロカインゼリーが効く前から処置を始めなければならないケースも残念ながら存在し、実現するにはかなり高いハードルが立ちはだかっているのではと、思いました。