「さらばウルトラマン」
★★★★★
ウルトラマンとゼットンの戦いの場面は何度見ても感動モノである。
負けると分かっていても、やはりウルトラマンを応援してしまう。
一方で正義のヒーローを捩じ伏せるゼットンの力にも惚れ惚れとしてしまう。
この黒甲冑の死神は、ウルトラマンに登場する怪獣の中では最も人気があるらしい。
私の一押しは、スペシウム光線を吸収され、組んだ十字をほどいた瞬間のウルトラマンの表情と仕草である。
初代マンは感情を表に出すことが少ないが、この瞬間に体を震わせるウルトラマンには「脅え」が見えるような気がする。
発売前の評価は反則かなと思った上で
★★★★★
買う方は、すでに何十回も観てるだろうし、いいかなと。
グダグダ言うのも不粋だが、当時本放送をリアルタイムで観てた何百何千何万の子供達が、ラストシーンを観て、急いで外の空を眺めたことか(俺も窓から空を見上げた)。
それほどインパクトのある最終回。
負けて男をあげたウルトラマンに拍手。
第39話の最後のほうで・・
★★★★☆
第39話(最終回)の最後のほうで、初登場の(あのカラータイマーのいっぱいあるウルトラマンは何だろうっ!!)立っているゾフィーと寝ているウルトラマンの会話の声が低いっ!!木霊が返ってるっ!!SEが効いてるっ!!。この演出(キャスティング)は当時子供ごころに(あっ、宇宙人同士の会話だっ、かっこいいなー)って思いました。Amazonで予約すればこないだ失敗した昼めし2、3回分の値段でこの最終回と他の2話分が恒久的に見られますねっ。「シュぅワッキャッ!!」
手間暇かけまくった秀逸な3作品のDVD
★★★★★
あのウルトラマンが低価格にて再発売。
第37話はデパートのおもちゃ売り場にピグモンが突然姿を現し、科特隊はこれを保護するのですが・・この作品の主役はイデ隊員です。科特隊と自らの存在意義について悩みます。またドラコとテレスドンも怪獣ジェロニモンの超能力で蘇るという豪華絢爛な内容でもあります。最後の黙祷シーンがものすごく印象的かつ心洗われる作品です。
第38話は宇宙ステーションV2が音信不通となり、科特隊は宇宙船・白鳥で救助活動に向かいますが・・この作品の見所は手に汗握るストーリー展開と手間暇かけて作られた特撮、セットです。この話のみ登場の白鳥とその白鳥、探査車のコクピット、Q星の岩山、プロスペクター自動探査機、オリジナルの宇宙服、更に怪獣サイゴとキーラ2匹も出す豪華ぶり。終盤になり作り手の気合十分なのがひしひし感じられ、それはちょっとした映画なみのクオリティです。また宇宙空間を舞台にした内容はセブンへの布石の意味もあったようです。
第39話は地球に向かってゼットン星人の大円盤群が接近。その向かう先は・・この作品の見所は最終回に相応しい緊張感溢れるストーリー展開に、ウルトラ史にも残る宇宙恐竜ゼットン対ウルトラマンの対決シーンです。あまりにも強いゼットンの姿を堪能して下さい。またゾフィーも登場します。最後のお別れシーンではウルトラマンと共に過ごした科特隊員の思い入れとハヤタ隊員のとぼけたコメントという捻りが効いたオチには改めて感心させられました。
あまりに作りこみすぎて、撮影が追いつかなくなり、途中打ち切りとなったのは今思うと残念です。ウルトラマンはその細かい作りこみの特撮にのみ焦点が当たり、内容は子供向けみたいに捉えられている不遇な面がありますが、改めて見ると他のウルトラにない独特の“間”があり、そこから読み取り考えよという、奥深い作品なんだと改めて感じました。それは大人受けするセブンよりもっと深いのかもしれません。