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昭和恐慌と経済政策 (講談社学術文庫 (1130))

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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庶民はただただ堪え忍ぶのみ ★★★★★
時々政治家が一般には解せない政策を
打ち出したりして批判されたりしますが
本書を読むとその解せない部分が
多少なりとも理解できます。
いずれかの政策が功を奏すまでは
次の成長産業などが出現するまでは
この不況下を生き抜くしかないようです。
2.26事件 ★★★★★
何冊か読みました。
日露戦争以後の日本のトップは枯渇していたような気がしました。
特に井上さんを襲撃した人の話では農家の現状を知らないからのような発言がありました。
ただ本当の悪人は戦争している国に平気で不良品を輸出していた日本の闇業者ではないかと思いました。
力作 ★★★★★
 極めて読みやすく経済政策を理解させてくれる良書。著者はハイエクに関する著書もある。
(こちらも良書)
 浜口内閣の大蔵大臣井上準之助による金輸出の解禁をめぐる研究書だがドキュメントの
ようにも読めて面白い。
 「昭和の経済史の泰斗による力作」とあるように平成不況を理解するためにも必読の書である。
金融と政治、それぞれの役割 ★★★★★
 経済政策の目標を決めるのは政治家の仕事で、経済学者の仕事ではない。と著者は言う。庶民生活を圧迫することがわかっていても、あえてそのような政策を採るのも政治家の決断だ。また、その結果を経済学者が十分に予想できないこともあり得る。

 困難な状況の中で、政策がどう決定され、その結果がどうだったのかを昭和初期の金解禁を焦点にして本書は説明する。

 金融が引き締められると、インフレ傾向の時代には隠れていたさまざまの経営上の不備が表面化するのは、平成のバブル崩壊後の現在の不況期に通じるものがある。とはいえ、イギリスの覇権のもとに確立していた金本位制の崩壊や帝国主義的列強の対立を背景にする意味で、大きく現在と異なるところもある。

 歴史的視点からは、満州事件に至る経済的な背景状況が描かれていると見ることもできるし、政治・経済的視点からは、経済的見通しにもとづく政治的に困難な決断のケーススタディと見ることもできる。私としては、どちらも興味深いところ。