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ヴァンダの部屋 [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン エンタテインメント
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リスボンから世界へ ★★★★★
僕にとってペドロ・コスタとの出会いは格別だ。「コロッサル・ユース」と「ヴァンダの部屋」見る者との対話。
あまりにも衝撃的な映画 ★★★★★
いやあ、スゴイです。もうスゴイとしか言いようがない。
ドキュメンタリーじゃないですよね、これは。ノンフィクョンを
フィクションとしてドキュメンタリー的に撮られた・描かれた
映画だと思います。
随所に光る絶妙な演出。スゴすぎる。
さっきから「スゴイ」しか言ってませんが、これは観てもらわないと
上手く伝えることができません。

素晴らしい。これが「映画」というものです。
救われない町の神 ★★★★☆
ドキュメンタリーという分類が正しいのかわからないので、
演出なのか、自然にそうなっているのかわからないが、
非常に細かいレベルまで光がコントロールされていると感じる。

廃墟の輝きも、失われる町へのノスタルジーも、
そこに生きる人々のつつましやかな生活の美しさも、
本作は表現していない。

崩れゆく町で、薬漬けで救いのない人々を、
ただ、やさしい光が包むだけである。

何の救済もない場所に、ただ光だけが、
唯一美しく神の抱擁としてフィルムに残る。

石川淳の小説「焼跡のイエス」を思い出した。

素晴らしい・・・ ★★★★★
ドキュメンタリーなのかフィクションなのかもわからない。これを見たビデオショップの店員は、どこの棚に並べればいいのかすらわからないだろう。そもそもこんな途方もない映画をDVD化してもいいのだろうか。バチが当たりそうな気がする。

街は壊されつつある中で、ヴァンダは部屋で延々とドラッグを吸い続ける。キスもない、セックスもなし。ただ、これだけの話なのに、トレイラーを見ただけで涙が流れた。そんなことは初めてだ。

ポルトガルのリスボンにある見捨てられた街で、生活する人々がいる。かと言って貧困を訴える映画でもない。むしろ、その路地に誘惑されるのである。なぜか。答えを得るには映画館で、この映画を見なければならない。

蓮実氏によれば、映画の21世紀はペドロ・コスタの『ヴァンダの部屋』と共に始まるらしい。嘘だと思った。が、しかしその通りだった。