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PR会社の時代―メディア活用のプロフェッショナル

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
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他薦ってことです。 ★★★★☆
ニュースを作る。
話題に上る。
広まる。
いつの間にか常識になる。

本書で紹介されているキシリトール。
「歯にいい」って誰が言ってた?
思い出せない。

戦略が仕掛けられているものは周りにあふれている。
PRの季節を感じつつ ★★★★☆
2年ほど前、ほぼ上梓と同時にこの本を読んだ。
よくぞここまでと感嘆するほどに、この本ではこの種の「PR(会社)」本にはあるまじきほどの過去事例が詳述されている。
他のカスタマーレビューにも既載されているが、その点の勇気と努力は本書の売りのひとつといえる。

が、本丸はその奥にある。
よくぞここまでとの感嘆はむしろそこに向けられる。
それは「メディアと人間性」、「メディアと大衆」、「メディアと消費行動」に関する深遠なる洞察が随所に示されているという点である。

理性的であり知的であることをどこかで自負していた個々人。
それが実はこうもたやすく「メディアを擁した確信犯」に影響され、仕掛人的存在が狙ったとおりの行動へと落とし込まれている。
その事実に直面させられるのが(半面フクザツながら)この本の斬新さといえ、そこに妙に爽やかなほどの外連味のなさすら感じてしまう。

言い換えれば、人間性に関するきわめてリアリスティックな諸仮説を著者やその帰属会社のヴィヴィッドな事例を通じて、
個人/消費者/関係者になげかけるきわめて稀有な著作が本書『PR会社の時代』なのである。
読者は同書を通じて自身の理性への信頼性を詮索されるという苛立ちを「読書の愉しみ」として感じるという、
それこそ稀有な体験をするにちがいない。

今年もまた「選挙の季節」がやってきた。
同書で稀有な経験をした身にはそれが「政治の季節」ではなく「PRの季節」にすらみえる。
それにしても、社会の中でメディアによって乱反射させられる「民意」の中に「本意」や「真意」を探すのは本当に難しい時代になった。
PRの幅広さや威力を再認識 ★★★★☆
日本のPR会社の中で“ビックスリー”と呼ばれている会社のひとつ
プラップジャパンの社長によるPRに関する本。
アメリカで生まれたPRの歴史や日本におけるPRの歩みなどを紹介しつつ
PRのなんたるかを骨太に解説。
ちなみに“ビックスリー”の他の2つは電通PRと共同PR。

PRと広告の違いは認識していました。
しかしながら、PRは「メディア対応やパブリシティ」という狭い意味合い
で捉えていました。
本書によれば、良好なパブリックリレーション(=公衆との関係)を築く
ための活動全般を含み、企業に対するコンサルティング業務などもPRの
中に含まれるそうです。
PRの幅広さや、その威力について認識を新たにしました。
もっとPRを活用しなければと思いました。
日本でのPR会社のイメージを変える ★★★★☆
広告やメディア業界全般ではPR会社というのは
「広告代理店の下に位置する」という認識がではどうしても未だにある。
実際数年前まではそれに近い存在だったと思う。

しかし広告ではブランドが作れなくなった今、これからは企業などの
イメージを作るのにPR会社の活躍が必要になってくるであろうことを
具体的に知らしめてくれる本。

流行だから書いているわけではなく
PR会社が冷遇されてきたころから筆者自身が第一線でやってきているのにも説得力がある。
荒削りだが、守秘義務の壁を乗り越え、事例を数多く紹介。PR会社の実像を知ることができる一冊。 ★★★★☆
 米系のPR会社が表舞台に登場したのは、湾岸戦争やボスニア紛争の時だった。「情報操作」、「影の仕掛け人」といった負のイメージでとらえられた。NHKのディレクターが執筆した「戦争広告代理店」はボスニア紛争時のPR会社の暗躍ぶりを紹介したものだ。

 日本でその活動が注目されたのは、昨年の総選挙だった。あまりの自民党の圧勝に驚いたマスコミが、「小泉劇場の裏にPR会社あり」ともてはやしたためだ。その流れもあって、相次ぐ企業の不祥事では、「メディアトレーニング」なるサービスで、マスコミ対応を伝授しているとも紹介された。

 ただ、PR会社の活動について、その実像が紹介されることはなかった。顧客との守秘義務の壁である。サービスの概要は公開されていても、どんな顧客に、どんなサービスを提供し、どのような成果をあげているのかという、具体的な話はまったく知られていない。株主であってもその情報を得ることは難しいのだ。

 そんな不満を持っているところに本書が発刊された。日本の大手PR会社のトップが、豊富な事例をもとにわかりやすく解説してくれている。事例が多すぎるきらいはあるが、逆に言えば、守秘義務の壁を越えて、よくこれだけ事例を集めることができたともいえる。米国とは違う道を歩んだ日本のPRの歴史を知る上でも参考になる一冊ではあろう。