『三国志』よりアツい内容の「大祚榮前夜」から「渤海建国」までの全てと、チェ・スジョンとその周囲の人々の魅力の全てが、この1冊に!
★★★★★
全134話の中にどれ1つとっても「三国志」に劣らないような無数の戦い、千年帝国の高句麗の滅亡から始まり、渤海国建設までの壮大な歴史が、個性豊かな華麗なキャラクターが織り成すロマンを閉じ込めた魅力溢れる1冊。ドラマのスチール写真、また、インタビュー用の「あれ!!」という現代の写真も楽しくて実にきれい。ついに見られなかったキスシーンのいきさつ、1歳違いのチョリンママとコム王子の先輩後輩関係、可愛らしいプ・ギウォン、キュートなミモサ、爽やかコルサ・ビウ、睨まないマシュマロのテ・ジョヨン、「王の女」の王役とも全く違い、重厚さの面影のある牧師のような(事実牧師?)ヤン・マンチュン、知性のイ・へゴ、黒いドレスにドキンのスギョン姫、革のジャケットでハートを射抜くにっこりのチョリン、俳優座に昔こんな優雅な俳優が居たような気がするヨン・ゲソムン、テ・ジュンサン、しっとり優しいソル・イングィ、韓国のジャック・ニコルソン?フクスドル・・・飽きることのない写真、もらすことのないストーリー展開。表紙の写真はコピーして部屋張り写真の1枚に。願わくば、現代のスチール写真でも東京イベント会場でも、やはり激しい視線で睨らまれ続けたいチェ・スジョン。話は逸れすぎたが、どのサイトも探る必要のなくなる「大祚榮」のための1冊、うれしい本です。