OPENING SEの重低音からこのバンドがもつライブの雰囲気に持っていかれるだろう

心夜のパワフルかつ軽快なドラミング

敏哉の力強いベース

堕威のテンションコードのカッティング

薫のドンシャリリフとヘットバンキング

そして京の雄叫びにも近い歌声

観る者を魅力するライブをいつでも堪能できる作品

朔のキック変わったね

この人達は恐らく「才能」とかじゃなくて「こーすればこうなる」
とか分かりきってるんだと思う

Dir en greyはメジャーデビューする前から知っていてメジャーになってからは「すぐに消えるだろうなぁ」って思っていたのですがhide memorial summitで彼等を見た時は腰が抜けました(笑)そこから興味をまた持ち初めてこのDVDを購入したのですがやっぱり凄いですね…
一回のLIVEに命を削っているような気迫を感じました…
今度LIVEに初参戦するのでその時も命を削る様なステージを見せてほしいです(笑)

実のところ、海外で活動するようになってから(前から熱狂的な賛辞は受けていた方々だけど)何かにつけて“唯一無二”だとか“最強/狂”だとか“カテゴライズ不可能”だとか“神”だとか 目にする度に陳腐に感じるようになったお決まりの盛り立て文句が目障りで、存在の誇示が甚だしいなと嫌悪感を抱いていたけれど、
このDVDをみて そういう愛憎的な嫌悪感は薄らいだ。
V系時代から、新しい要素を取り入れて不要になったものは捨てて…っていう、いきなり変わるわけではなくじわじわとスタイルの進化をとげてきた方々だと思うけど、今のDir en greyは化粧こそしていないけど パフォーマンスはV系バンドのカテゴリにいた以前の雰囲気も残っているし、かと言って海外で“J-Rock”と呼ばれているそことはまた違う、“ヘヴィ・ロックバンドなんだ”という事を確認させられた。
“他は糞だけどDirは神”というような陳腐な熱狂支持者でなくとも、見入れる作品じゃないかな。オススメ出来ます。

ほんと日本でこんなバンドがいることに日本人である誇りを感じます
どこまで進化するのでしょうか