この作品こそ、押切先生の最高傑作!!
★★★★★
待ちに待った最新刊です。
今巻の表紙をご覧ください。執事の黒井でございます。
彼と萌坊ちゃまの絆に泣けます・・・。
今巻は今までのような残酷シーンも無く
非常に読みやすいです。
一方、手に汗握る戦闘シーンはほぼありませんが
次巻で、それは見られることでしょう。
とにかく、あのヘタレだった翔平の急成長が心強いです。
さあ!花巻隊長!そして
今こそ!ミダレガミを地獄へ返し!鬼畜外道の鉄一族をぶっ潰せ〜!
熱い!
★★★★★
拷問による負傷もなんのその、圧倒的な力で暴れまわっていた花岡隊長でしたが
流石に疲労の色も見えてきて、今回は暫しの休息といったところでしょうか。
その代わりに執事の黒井さんが大奮闘しています。
冷静な言葉で闘う中年オッサン。その姿のなんとかっこいいことか!
今巻はバトルが控えめな分、登場人物の信念や決意が
丁寧に描かれていたと思います。
憎悪を胸に秘めながらも、力無き故に「鉄」に屈するしかない島民たち。
「鉄」でありながらその血に抗おうとする萌と、その心の支えになっている黒井と紗由。
報酬や金銭目当てではなく、新たな信念と決意で奮い立つ心霊探偵部。
それは、『全てを終わらせ、笑顔で島から出る』こと。
まだまだ先の見えない絶望的な状況ですが、
全員が笑顔で島を出られることを願わずにはいられません。
むしろおっさんも読め
★★★★★
残虐描写そのものは講談社の少年誌だけに抑えられてはいるが、暴力で島を支配する鉄一族のブチ切れ方が
とんでもなく逝ってるので、ほんとに怖い。主人公側が捕まると、どんな目に合うんだよと嫌な汗が出てくる。
このへんのリミッターの切れ方(切り方?)が押切さんすげーなーと思います。またそれに見合う重量感のある台詞と描写も乗せてくるし。
そんでただぶち切れてるだけでなく、構成もしっかり計算されております。今作は少年漫画ということで、
圧倒的に強くて異様に腹の立つ敵を、これまた圧倒的に強い花岡隊長が容赦なくぶちのめす。主人公の少年も最初ビビリだったのが成長し、戦闘力もレベルアップの可能性があったりして少年漫画の主人公にふさわしい。
昔少年漫画を読んでいたおっさんの人たちにも是非。今どき珍しい、ある意味懐かしい熱がありますよ〜。
しかしこれマガジンでやってたらもっと人気でたと思うんだけどなぁ
今巻は花岡隊長活躍しないので個人的にはちょっと残念ですが、代わりに執事の黒井が活躍します。
巻末おまけは私も読んでる最中に「そうしろよ〜」と思ってたことについて2号がナイスツッコミ(笑
作中作外と2号意外と活躍してるよね〜
でろでろのバランスがいちばん好き。
★★★★★
ミスミソウで心を奪われ この作家の作品 全部読んだが、 ムダがない情報でうめつくされた その画と内容に、伝わってくる表現力が とても瑞々しいので嬉しかった-
-が、近頃の感じが読みやすくまとまってレベルUPしてはいってるのだけれど、ちょと物足りなくなったかなと 少し不安
‥ 遠くにあるものを表現したくなってる感じなのかな−
とにかく、この巻も 好き!なんですが。 でろでろの読むのがキツい、あの脳への情報の奔流− は、私が感じた、この作家の魅力のひとつなので密度を減らさないで欲しいな、という希望は、やはり持つ。