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政治家を疑え (現代の視点)

価格: ¥840
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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民主党、自民党どっち?という問題ではない ★★★★☆
現在の民主政治これでいいの?と思っている人には、お勧めです。
また値段もリーズナブルで内容は、学ぶことがたくさんあります。

我々は、マスコミの影響もあって政治に期待してしまうところがある。
今回の政権交代も、民主党政権になると劇的によくなるというイメージを持った人が多かったのではないだろうか?
そんなことが説明してあり、ふと思った・・・
冷静に考えてみて、日本はそんなにひどい国なのだろうか?
世界から日本を見ると、アジアの人は日本に行きたがるし、大量の中国人がやってきて不法滞在している。
これは言い換えると、日本が住みやすい国の証拠ではなかろうか?

 ”それにしても、格差はあるし雇用も不安定だ!ボーナスも、なかった!”等々不満を言う人がいるが、では格差がない社会で雇用が安定していて、ボーナスも満足にもらえて、休日も十分にある・・・こんな国世界にあるのだろうか?

 聞き心地のよいことばかりを言う政治家は、歴史上いたことは事実だ、夢のようなことを言われて、それを信じて北朝鮮に行った日本人もいたし、ナチス党のヒットラーが政権を取るときも、似たようなことを言って圧倒的支持を国民から得た。

”民主政治とは本来国民が政治的に洗練されていない限りよい政府を実現するのは不可能” と本文にあるが、まさにその通り。テレビに出てくる人の意見を聞いて、さも自分の意見のように言う人が巷には五万といるがこれでは、よい政府は出来ないだろう。

最近のマスコミや、政治家達は”政府は「悪」で国民はいつも「善」である”と対立軸を作っている。日本の長い歴史を振り返ってみると、対立軸は必要ない。(友愛と訴えている政党が自民党と対立軸を作って政権を取った。)
この本を読んで、そんなことを言っている政治家や、マスコミを国民はもっと疑ってみるべきである。
そして、有権者は政治家に全てを丸投げするのではなく、有権者1人一人が日本という国を担っていかなければならないことを
自覚するべきだ。
この本を読むと、そういうことが理解出来ると思う。
政治を見る目が変わります! 本書を読んで内容のある投票行動をいたしましょ! ★★★★★
 高瀬淳一先生のご著書を拝読するのは『できる大人はこう考える』以来。高瀬先生はやっぱり天才だ。本書は名著です。いろいろツッコミどころはありますが…。何より書名がよくないのでは…とか。「“疑え”という以前に,そもそもたいていの人は政治家を信じてませんよ」と言いたくなってしまいます。それで本書を手に取る人が減ったらイカンだなあと心配になります。高瀬先生のご著書ですから中身はとてもいいです。毎度のことながら構成もしっかりしています。一般の人にわかりやすくするために「カタリ」という,およそスカした学者さんであれば使わないであろう用語まで駆使して,わかりやすく丁寧にいろいろなことを述べてくれています。
 今回(2009年)の衆院選だけでなく,わが国は趨勢として「落ち目」になってますんで,これからの政治的選択は,これまで以上にどんどん重要かつシビアになってくるでしょう。高瀬先生のお言葉で言うと「不・利益分配」「不利益・分配」の時代の選択であります。私たちは限られた価値について,たとえば年長者と若者のどちらに分配するのが適当か,生産者と消費者のどちらに割り振るか…など,かなりセコイ水準で,政治的に決めていかなくてはならないんですね。本書を読むと政治を見る目が変わります。本書を読めば,確実にこれまでより内容(思い入れとかも)のある一票を投じられるようになります。ご参考に高瀬先生の文章を一本だけ引用しておきます。こういうことをおっしゃる方の本を読まずにすますのは,あまりにも惜しいのではないでしょうか。
“政治にダメな点を見つけたら、すなおに「ダメ人間」の存在を想定したらよい。政治家の力にも限界があれば、それを選んだ有権者にもヌカリはある。そうした人間のダメさにため息をつきながら、「さてどうするか」と考えなければ、日本の民主政治はよくならないと私は思う。”(202ページ)