静かな愛がたくさん
★★★★☆
全体を通して、、暗闇の中にいる感じ。
みんな暗闇の中で愛することって何か?っていう問いにうまく答えを
見つけれず、静かに苦しんでる。
それでも時間はどんどん流れて、また人と人が出会い、
分かりあえたり、あえなかったり。
どこかでみんな折り合いをつけて生きていくんだなって
思った。
俳優さんたちがみな内面の葛藤をうまく表現している。
痛々しく、ときには滑稽にさえ見えるような個人的な苦しみも
うまく伝わってくる。
さまざまな愛のかたち
★★★★☆
○ハリー(モーガン・フリーマン)は静かに人の話に耳を傾ける人物。息子が昨年ドラッグで急逝した過去を持つ。
○クロエ(アレクサ・ダヴァロス)は若いポジティブな女性。オスカーと恋に落ちる。
○オスカー(トビー・ヘミングウェイ)はドラッグを使用していた過去を持つ。クロエに出会い更生していくが…。
○ブラッドリー(グレッグ・キニア)は最初の妻キャスリンは他の女性と駆け落ちするし、次に出会ったダイアナにも去られてしまう。それでも幸せをつかもうと前へ進み続ける男性。
○ダイアナ(ラダ・ミッチェル)は強さと弱さを持ち合わせた女性。デイヴィッドと不倫関係を続けていた。ブラッドリーと出会い恋に落ちるが…。
○エスター(ジェーン・アレクサンダー)はハリーの妻。ハリーを愛し、ともに息子の死と向き合いながら強く生きる女性。
様々な登場人物が「愛」という言葉を胸に織りなす群像劇。さまざまな愛のかたちを描いています。ハリーとエスターの長い結婚生活で育まれた穏やかな愛や、クロエとオスカーの若く脆い愛、ブラッドリーとダイアナの気まぐれな愛など様々。
完全で順風満帆な愛なんて無いと思う。邦題の"アペタイザー(前菜)"という言葉はうまく映画を表現していると思いました。
モーガン・フリーマンが良かった
★★★★☆
愛したり、愛されたり、いろいろあるけど、
様々な愛を優しく見守る哲学教授が良かった。
「単純な喜びをみつけろ、小さな幸せを」
モーガン・フリーマンがすごくいい感じなの!
ステキな大人のセリフをサラッと言うから、
じんわりしながら愛のドラマを楽しみました。
グレッグ・キニアも、こういうトホホな役が
ぴったり! 前半の勘違いぶりが面白かった。
若い恋人たちの運命は切なかったな・・。最後、
クロエが「イエス」という場面にもらい泣き・・。
モーガン・フリーマンのお人柄で、余計に
じんわりできる、心が温かくなる映画だった。