一生懸命行動していると気がつかない、周りの人の気持ちがとても感じられました。
戦争に行っている間、家族はどのような気持ちで待っているのか。
本人が写っていないだけ力強く訴えかかけられました。

家族の暖かみ、生きてきた証、残されたもの、置いてきたもの、そのような感情
が一枚一枚に刻まれているような写真集に思えました。

色彩の美しさから手に取りました
でも、そこには美しいだけでない強いメッセージがありました
いるはずの人のいない空間
巻末にはそれぞれのプロフィールが記されていて、最後の会話などとても切なく、
自分の今ある何気ない日常が、かけがえのない大切なものに思えました

普通のランドスケープ写真集かと思って手に取ってみたのですが、
見つめていくうちに写真一枚一枚が持つ「喪失感」を感じ、心が締めつけられるような気持ちになりました。
アメリカの国全体が抱える喪失感を、美しく切り取っている写真集だと思いました。

素敵な写真集。
一回みるより本棚にいれて、ずっとみてみたい写真集です。
忘れないもの、感じる感情達。
自分の感情も考えさせるいい写真達。
きっとみてください。