国語辞書の先生が主管する、言葉のつかいかたの絵じてん

構成は、大きな言葉、たとえば「思う」とか「泣く」とか
に対して色々な活動を見開き２ページでわかるような
作りの本になっています。
　例として、心の動きである「おもう」に対し、
おばあちゃんを思い浮かべた挿絵で、おばあちゃん元気かな
とか「おもう」との説明を、文字でなく、絵でわかるように
なっています。　ページの片隅に、おうちの方にということで
保護者向けの解説ものっており、基本的な語彙について、
「絵で見てわかる」ように配慮されたじてんです。

　おとなの私として、こどもにこれらの語彙、たとえば
「のんびり」を説明しようとしても言葉で言葉を説明
してしまうので、言葉を獲得しようとしている子供に
とっては堂々巡りになってしまうものを、こんなにも
わかりやすく説明しているのは、本当にすばらしく
買った意義のある本だなと思います。

　ことばを絵で解説しているので、言葉の獲得期にある
子供向きでもありますし、また、よく見るとその
ことばの周辺、「のんびり」だったら「だらだら」
「ぶらぶら」「のろのろ」などの関連語彙も記載しており
さすがに国語辞典の先生が書いているだけのことがあるなと思います。

　４００ページもある分厚い「じてん」なのでさすがに
子供が自発的に手にとって喜ぶ本ではなかったですが
時にふれ、手にとっては親子とも気づかなかった
発見があったすばらしい内容です。

　言葉の最初の語彙に対して説明しようとしている
マンガ調の挿絵も手伝い、以外と楽しく
学ぶことができました。少しお値段が高いのですが
それ以上に価値のある本でした。おすすめです。

幼稚園の時に購入｡以来、机の棚に置いて暇なときにしょっちゅうみています。親に聞くのもいいけれど、自分で調べると納得度も高いようです｡

高機能広汎性発達障がいの一年生の男の子のために買いました。
最近、新しい言葉に出会ったときに質問してきます。説明するために、いろいろ言葉を探して伝えようとしますが、絵なら一目瞭然。
まだ使い方には慣れていないようですが大切な一冊です。

絵のタッチもキツイものはなくて、親しみやすい感じです。

幼稚園の頃はくもんから出ていることば絵辞典を使っていましたが、こちらの方が若干（年齢的に）上の子向けかなと思います。
サイズが大きいので、おうちでゆっくりと使うことが多いです。

日常の生活に密着した場面が登場するので、子供にとって親しみやすく、私達大人でもいろいろな表現があることがわかりますヨ。

意外と知らない言葉の使い方を、絵を見ながら確かめられるのが、
とっても便利です。娘といっしょに見てますが、日本語の表現の
豊かさに、驚きます。読んで意味はある程度わかっているつもり
でも、こういう風に、事例を絵で説明されることは滅多にないので、
大人でも楽しめます。
特に、擬音や、動作の表現は、字面の説明だけではわかりにくいので、

“あ、こういうことだったのか！”と驚くことも多いです。
「おもい病気」と「おもいかばん」となにげなく使い分けている
言葉も、絵にして比較してみると、不思議というか、おもしろいというか。
工夫次第で、いろいろ楽しめる本です。