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インターネット財務情報システム―XML技術とXBRLデータ標準を用いた

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: ソフトリサーチセンター
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XMLにつきつけた挑戦状 ★★★★★
XML技術を学ぶ人は、XBRLについて知る必要がある。

XBRLはXMLの能力を超えた構造を、なかば強引に実装しているのだ。
しかも、これは国際的に(爆発的に)普及するだろう。
本書はXBRLのバラ色の未来と、灰色の現実を書いている。
XML関連の実装に関わる技術者には大変貴重な情報だと思う。

私はと言えば、これからXML技術を学ぶものだが、XMLの記述性に懐疑的だった。
その不安は的中したようだ。本書の後半がその証だと思う。

それでも、XMLの普遍性に着目しXBRLシステムを稼動させたのは特筆に価する。

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ついでに、本書では簿記の初歩も解説しているので、財務システムに関わるひとなら一読の価値はあろう。

また、XBRLではダメダメな部分をjavaもどき言語で補完する研究についても解説している。
(もちろんXSLTでもダメダメだからだが)
経理マンと渡り合うエンジニアに。 ★★★★★
ビジネス書が技術書か微妙だが、技術書に分類しておこう。

近所の書店で、XBRL/XML関係で入門書を越えた実践的なものを探していて目に付いた。
特に財務情報システムに関してXBRLを実用化した例が記載してあり迫力がある。

内容を簡単に紹介してみよう。

第一部はインターネット・ビジネスシステムと題し、インターネットでのビジネス利用の広がりやXMLの基礎的なことが記載されており、入門書としても参照できる。
また、第一部末ではEAに関する記載もある。

第二部は財務情報とXBRLによる標準化と題し、財務報告に必要な基礎用語の解説からB/S,P/L関連の基礎も解説している。

さらに、取引から伝票の起票、仕訳、転記など一連の会計関係の業務の流れの解説と、それらをXML/XBRLでどのように表現・実現するかについて解説している。

第三部はインターネット財務情報システムの実用化と題し、ワコールで実際に稼働している汎用仕訳システムに関して言及しつつ、その有用さを概説している。

尚、著者はオブジェクト指向関連の研究者であり、技術系コンサルテーションを行う立場からは非常に取っつきにくい会計や簿記などをいわゆる理系技術者向けに平易に解説している。

また、随所にオブジェクト指向に関連する記述があり、オブジェクト指向的なEAIであると考えられるSOAにも言及している。

経理の専門家と渡り合いながら議論する必要があるエンジニアは読んでみては如何であろうか。