ゲームは糞だと思う。グラッフィックはヘボいわ、ストーリーはほぼ一本道なうえ短いわつまらんわ、声優も一部を除いて聞けたもんじゃないわ、はっきりいって同人ゲーム並かそれ以下だと思う。
サターンも落ち目の時期にリリースされてて、普通はさぞや売れなかったろうと思うだろうが、そんなことはないのである。6、7万本は売れたろうと思われる。これは今のギャルゲーではかなり難しい数字だと思う。
何故こんな糞ゲーでも当時は売れたか。その理由は、やはりギャルゲーというジャンルにまだまだ期待してた人がたくさんいたからだと思う。昨今はすっかりライトでちゃらちゃらしてて、軟派なゲーム=ギャルゲーという印象になってしまっているが、昔はそうじゃなかった。いかがわしくて背徳的で、魔性の魅力があるものだった。「慟哭」とか「野々村」なんかわくわくしながらやったものだった。昨今のギャルゲーに欠けてるものがあるとするならそういうところなのではないか。ただ、こういうものは、才能のない人が雰囲気だけだそうとしてもだせるもんじゃないとは思う。