私は不覚にも知らなかったんですが、あの吉永さんもコンサートを開いたことがあったんですねぇ。このアルバムは昭和42年3月19日のファンクラブ発足記念みたいな集まり「吉永小百合のつどい」の実況録音。あぁ、これ見た人、羨ましいわぁ〜。聴きどころは「世界の国からこんにちは」小百合さんの、「未来はバラ色よっ!」的な突き抜ける明るさ。昭和42年の雰囲気がもろに伝わってきます。ヒット曲も入ってますので、ライブ盤嫌いな方以外は、楽しめる内容ではないでしょうか。

吉永小百合さんと会場のファンが、控えめながら、一体化したほのぼのとしたライブ録音です。吉永さんのおしゃべりが聞けるところも魅力です。デビュー曲の「寒い朝」、大賞の「いつでも夢を」と続くあたりは、大いに盛り上がっています。とりわけ、「いつでも夢を」が吉永さん一人のフルコーラスで聞けるところが、また良いです。

まず、印刷の色調が美しく、実際にジャケットを手に取ると思わず買いたくなった。
EMIの最近の邦楽紙ジャケとは異なり、ちゃんと歌詞が読める文字サイズのインナーが付属している。
リマスタも良好。「41年前の録音では音質面での経年劣化が厳しいのでは…」と懸念される方に、「全く問題なし」とお伝えできる仕上がり。
もちろん、歌も素晴らしい。（バックは宮間利之とニューハード+ストリングス）
清楚で可憐で謙虚で、しかも圧倒的な大スターであったとあらためて感心させられた。