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映像で見る国技大相撲 9 平成15~18年(2003~200 (ベースボール・マガジン社分冊百科シリーズ)

価格: ¥1,260
カテゴリ: ムック
ブランド: ベースボール・マガジン社
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朝青龍ファンにはお勧めできない ★☆☆☆☆
タイトルは朝青龍7連覇。朝青龍ファンをターゲットに作るのかと思いきや、cover storyを読む限り、そうではない。「横綱は強くならなければならない。いくら優勝を積み重ねても、1場所成績が悪ければ途端に非難を浴び、引退の危機と騒ぎ立てられる」とあるが、確かに朝青龍は序盤にひとつ負けたり、初顔に負けたと仮定して(実際は負けなかったが)「進退を問われる」と書かれたが、それは彼に限ってのことで、三代若乃花を見れば全く異なることがわかる。「(横綱は)立ち合いの変化はもってのほか」という記述からは、書いた人間が、北の湖や玉の海などの大横綱、名横綱も時として変化したことを知らないことがわかるし、「朝青龍の品格の切り捨て方は徹底していた」という例で、左手で懸賞金を受け取った際の「騒動」があげられているが、これも名寄岩が戦後始め、さほど伝統も正式なこともない、ということを知らないと書けない文章である。そして最後は「土俵外での品格や常識に欠ける行為については同情の余地はないように思われる」と書いているが、ここでは診断書が正式であったにもかかわらず、マスコミ全体で仮病と朝青龍のみならず、診断した医師まで、誹謗中傷したという意識はなく、引退の原因になった騒動についても(引退を迫られた時点では)事情聴取も逮捕も起訴もされていないという認識もない(引退勧告をした側には強制起訴された人間はいたようだが)。選ばれた名勝負も反則負けや、琴ノ若戦、栃東に8連覇を怪我で阻まれた取り組み(怪我のことはあえて書いていない)、稀勢の里戦のけたぐり。けたぐりについても吉葉山のことは筆者は当然知らない。そして必殺技解説も同じ解説者が引き続いて行っている。結局、文章はワイドショーレベルの知識しか持たない人間が書いているので、録画機器も普及している今、朝青龍ファンが購入しても愉快な思いはしないので、勧められないという結論になる。