質・量ともにFX入門の最初の一冊に適している
★★★★☆
■すっきりした文章構成
◇各章の先頭に、その章の各節のダイジェストが記されている。
◇各節の分量は一ページ以内程度。論点が明確ですっきりしている。
■わかりやすい説明
◇スポットレート、フォワードレートなど各種レートの求め方をわかりやすく、平易な計算式を用いて説明している。
◇為替取引を投資(投機)の視点だけではなく、ビジネスにおけるリスクヘッジにも使われるということを具体例を用いて説明している。
■ちょうどよい分量
◇FX取引を始める上で必要となる知識は必要十分記述されている。
◇細かいところの詳細な説明はないが、意識すべきところ、勘所のようなところを的確に指摘している。
基本テキスト
★★★★★
なぜ1ユーロ=159円85銭で、スワップが1日145円なのか?
そういう根本的な部分から解説しようとする筆者の意図が伝わってきます。
売り買いのノウハウだけの本とは一味違う基本テキストとして価値があると思います。
中長期投資の指針として
★★★★☆
役立ちます。
著者が、本の中で述べているのは、ディーラーとエコノミストとの狭間で活躍してること、相場の予測が主です。もちろん、昨今のFXトレーダーに有益な情報も多くあります。
相場の予測として、経済指標の読み方や相場心理等、避けては通れない見方が述べられております。
著者の立場は、定性分析(定量分析ではない)であり、様々な訳書に関わっているため、総体的な内容と受け止めました。
FX以外にも外国為替に関わっている方には、有益な内容ではないでしょうか。