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TIARA-Yasuko Agawa Sings Traditional Songs

価格: ¥2,500
カテゴリ: CD
ブランド: 日本クラウン
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ピアノと一対一。そしてジャズに拘らないスタンダード。当に阿川泰子という歌い手をじっくり堪能する作品 ★★★★★
改めて子音のタッチが実に美しいです。特にスタンダードと向かい合う今作においては、その年齢からくる静かな所作が、楽曲の繊細さを浮き上がらせますし、また時折見せる声色の枯れた佇みも、愛唱歌たちを内省的に響かせます。そんな内なるたおやかさでこころに潤いを沁み渡らせる作品でした。いい意味で華奢な声色が、しなやかさや、儚さ、という日本的な美しさを内包し、海外のスタンダードを静かに満たしてゆくのです。

例えば「この素晴らしき世界」は今の阿川泰子だからこそ歌えるルイ・アームストロングがあったかと思います。しゃがれ声でじっくり歌う印象が強いこの曲。それを女声で成すには、澄んだ声だけでは味気なくなるかもしれませんし、わざとらしく真似ては安っぽくなります。しかし熟成した歌手にのみ表れる声の年輪が、このうたをうたわせました。彼女が時折みせる声のかすれにはしかし、年を重ねた人間が素朴に笑みを浮かべ、自然体でうたをうたう美しさをその一瞬に垣間見ることが出来ます。思うにこの曲主題を歌うには、主人公の視線の充実度を表す表現が必要です。様々な人生経験を重ねてきた先で”what a wonderful world ! ”と言えるなら一層深みを増すと思われます。その境地の瞳から見える情景を、彼女は見事にふくらませている演奏なのです。

他方ピアニスト秋田慎治との息もぴったり。またアレンジもリリカルで、慎み深く広がる彼の音色に、すっかり陶酔してしまいました。

スタンダードナンバーが丁寧に奏でられたいいアイテムです。「ダニー・ボーイ」「グリーンスリーブス」「埴生の宿」「ホワット・イズ・ア・ユース(〜映画『ロミオとジュリエット』’68)」「アヴェ・マリア」「バラ色の人生」「イルカに乗った少年(〜映画『島の女』’57)」実に素晴らしい選曲じゃないですか。
小父さま泣かせてどうするの・・・ ★★★★☆
 随分久しぶりに、泰子ちゃんのCDを買いました。
 TV・CMで聞こえてきた「Greensleeves 」が切なくて、それが収録されたアルバムを探し当てて・・・。

 「Danny Boy」が流れた瞬間に、泰子ちゃんも、すっかり「大人の女」なんだなあと、妙に感動しました。
 「Greensleeves」は、やっぱり切なくて・・・。

 小父さんのハートを、そのみごとに手入れされた爪で、カリカリと掻き毟り、胸キュンキュンさせて・・・。
 泰子ちゃん、悪い女(ひと)だな・・、貴女は・・・。
 小父さま泣かせてどうするの・・・???