インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

鬼蟻村マジック (ミステリー・リーグ)

価格: ¥1,890
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: 原書房
Amazon.co.jpで確認
本格らしい本格 ★★★★★
 中身の濃い秀作です。
 地方の旧家で起きた凄惨な連続殺人事件を、変人美形探偵水乃サトルが解き明かすもので、旧家に蠢く因習や秘められた怨念を暴いていく点では、横溝正史や村野宮子の作品を確かに彷彿させます。たぶん、作者も意識しているのでしょう。
 密室から消失する鬼の姿をした男という不可能犯罪が何より目を惹きますし、ことに、二番目の密室トリックはかつて読んだことがないもので、その着眼点にひどく感心しました。しかし、この作品は、ディクスン・カーの第三期の傑作(『囁く影』や『連続殺人事件』)を思わせるように、わざと派手さや筆致を抑え気味にしてありますが、それはトリックのコンビネーションを際立たせるための工夫だと思います。
 伝説的でドロドロした事件が起きているにもかかわらず、探偵役が二階堂蘭子ではなくて水乃サトルであるのも、探偵の失敗を経た上で、どんでん返しを成功させたかったからでしょう。神がかり敵な蘭子さんでは、あっさりと解決してしまいますものね。
 とにかく、純粋な本格ミステリーを読みたいという読者にお勧めの作品です。
死亡フラグ。 ★☆☆☆☆
明らかに本作品は今話題の『○○の如き○○もの』シリーズを意識している。だが、探偵役にも事件にも全く魅力がないので、読み進めるのはつらい。次、殺される被害者の死亡フラグの立て方があからさますぎて、古すぎて、今のは笑うところだったのだろうか?という疑念が浮かんだ。
トリックには満足しましたが、 ★★★☆☆
 トリックには満足できましたが、結末には何となく物足りなさが残りました。
 鬼蟻村という閉鎖的に空間での密室殺人。かなり期待したのですが・・・
 
シリーズを知るものには主人公の個性をもっと全面にだして欲しいと感じた残念な出来 ★☆☆☆☆
久々の水乃サトルシリーズも、推理以外で楽しみににしていた肝心の主人公のオタクさというかマイナーな趣味と独特の個性というか「水乃サトルシリーズらしさ」が薄れ、推理だけでみれば物足りなさは否めず、回を追うごとにレベルダウンを感じ、正直残念な出来でした。このシリーズを知るものにとっては主人公の個性を原点に戻してもっと全面にだして欲しいです。