確かにそこに黒が打ってくれれば成功するんだろうけど、三連星する人がそこに打つかなあ、と疑問に思うところが多々あり、対策としては物足りない感じがしました。
序盤の布石のところは、読みやすく大いに参考になりましたが、
複雑な読みを必要とする争いを避けるために穏やか路線を選んだはずが、そのためには大場は絶対的に損じてはいけない、慎重な読みが必要である、というのが若干違和感を感じました。

　自分が黒番の時は形を上手く作れるけど、白番だと何をしていいか解らなくなる。そんな悩みを解決してくれたのがこの本でした。特に三連星、中国流といった黒番の流行布石に対する戦い方はとても参考になりました。

　目算とか出来ない私ですが、「なんとなくリードしたまま終盤へ」という碁が時折打てるようになってきたかなー、という感じです。