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シリアス・ムーンライト [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: デジタルサイト
Amazon.co.jpで確認
   1983年にデヴィッド・ボウイが『レッツ・ダンス』をリリースしたとき、“ジギー・スターダスト”に裏切られたと感じたファンは多かった。しかし、そんなことはない。“シン・ホワイト・デューク”という新しいペルソナが登場したというだけの話だったのだ。残念ながら、この人格は最高の部類に入るものではなかった。
   今作品は、ヴァンクーバーからスタートした「シリアス・ムーンライト・ツアー」の模様を収めたもの。ツアー映像としては、ちょっと間延びしているかもしれない。シンガポールのストリート・シーンに影響を受けたというバンドの衣装は粋だし、プラスチック製のチューブの中で歌うなど、奇抜な要素もある。しかし、過去のボウイを知っていると、ややイマジネーションに欠ける印象を受けるのだ。その一方で、演奏は素晴らしいものがある(アール・スリックの「俺はギターの神だ」と言わんばかりのムーヴには、いささか食傷気味だが)。照明もかっこいい。当時の最新作『レッツ・ダンス』からの選曲はわずか3曲だけで、残りのセットリストは、ボウイのキャリアをまんべんなくカバーしているのもうれしい。何よりも、デヴィッド・ボウイ本人が楽しんでいるではないか。大げさなメイクアップや突拍子もない行動がない分、ボウイという人間の姿が透けて見える。おそらく、これも別人格なのだろう。それでも、デヴィッド・ボウイ、いい奴なのではないかと思う。(Geof Miller, Amazon.com)
過去の遺物と化してしまわない ★★★★★
BowieのこのDVDツアーを軽くこなしてしまうのだから、凄い。
楽曲も、このアレンジだと古くないし。
Bowieは、幾つになっても格好よいよね。
軽く一日のうちに2度も観てしまったよ。
db in GOLDEN YEARS! ★★★★★
Bowieはいつの時代もかっこよかった。
薄いブルーのパンタロンスーツに80年代風の金髪頭、当時、それが眩しいほどかっこよく見えた。
さて、本作の内容だが、古いファンならば観たことがあるだろう、ビデオで以前発売されていた、83年カナダ・バンクーバー公演のDVD化である。
画質はビデオに較べ大幅に向上した感じはないが、音質の方はドルビーデジタル2chか5.1chが選べ、格段に向上しているはずだ。
ただ曲中でも大歓声が流れ、耳障りなほど。
選曲は初期の曲が少なめで、ツアー時に近い時期のラインナップ中心といえる。
殆どの曲がオリジナルよりアップテンポで演奏され、今思うと、この時期がピークだったのかもしれないと思うほど、Bowieのボーカルにはハリとツヤがある。
ギターはCarlos AlomarとBowieファンにはあまり評判のよくないEarl Slick。
リバーブが強いのが難だが、うまくまとめている。
Bowieをはじめとしてメンバー全員がきっちり仕事をこなし、「暗さ」や「アバンギャルド性」を敢えて排した、完璧なライブ・ショーといった印象を受けた。
さて、なぜ今頃、ボーナス映像もつけずこの時期のライブをDVD化したのかは疑問に残るところだが、字幕が日本語でついたことには拍手を贈りたい。
その和訳が、このために新たに訳されたものか不明だが、過去目にした中で最も意味のわかる訳詞だった。
「火星の生活」も「火星に生きもの」と訳されている。
ボウイの健康な姿が拝めます。 ★★★★☆
デヴィッド・ボウイが、まさにインターナショナル・プレイ・ボーイとして、そのダンディズムを発揮しだしたアルバム『レッツ・ダンス』。あまりに知的なカルト・スターとして70年代を駆け抜けてきた人物のアルバムとしては、それまでのファンを大きく裏切るものだった。しかしアルバムは売れに売れ、その追い風を受けて、行われたツアーが「シリアス・ムーンライト・ツアー」。かつては同ツアーの模様を収めたVHSも発売されていたものの、今は入手困難…。しかしこの度、同作の念願のDVD化が実現!

 そのツアー名のまま『シリアス・ムーンライト』と名付けられた本作は、ボウイのヒット・ナンバー満載。それを朗々と歌い上げる華やかなステージングは一見の価値あり! 5.1ch再生も可能なその収録曲は、以下の全19曲(87分)。
1. 怒りをこめて振り返れ
2. ヒーロー
3. ホワット・イン・ザ・ワールド
4. ゴールデン・イアーズ
5. ファッション/レッツ・ダンス
6. 壊れた鏡
7. 火星の生活
8. 愛の悲しみ
9. キャット・ピープル
10. チャイナ・ガール
11. スケアリー・モンスターズ
12. レベル・レベル
13. ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
14. ステイション・トゥ・ステイション
15. クラックド・アクター
16. アッシェズ・トゥ・アッシェズ
17. スペイス・オディッティ
18. ヤング・アメリカンズ
19. フェイム

 まったく私個人的なことを言わせてもらうならば、「モダン・ラヴ」が収録されていないのが実に残念。ゆえに★は4つ。