受けの健気さが切ない…
本編のほとんどがエロシーンで構成されていると言っても過言ではありませんが,これは紛れもない純愛の物語です。読み終わったあと、とてつもなく切ない気持ちになります…

ストーリーについてはほかの方のレビュー参照で。
エロという観点から見ると、まあハードなプレイでごちそうさまでした。
直接的な描写が多いのが逆に新鮮、嗜虐傾向がある方にはお薦め。
エロリストに入れようか迷ってるくらいです。
ただ正直、話自体はありがちで、ただしつこいだけで、目新しいものはなかったな。
前半だけなら★４で。

前半、愛の無い痛い描写が続くのは他の方の書かれている通りです。
性的、肉体的暴力の描写が苦手な方は、前半部分で引いてしまう可能性が。

転じて後半では想い人と結ばれるわけですが、私は最後の数ページが気になって仕方なかったです。
攻の居場所を訊き出すために利用していたチンピラに2人して怪我を負わされる訳ですが、
その後、静かな浜辺で語り合うシーンを読んで、何故か死亡フラグが立っているような不安な気持ちで一杯に…
文中にはちゃんと『眠っている』と書かれているのに、このモヤモヤとした不安はなんなんだ…と、
何度も繰り返し読んでしまいました。
ハッピーエンドのはずなのに、捉え様によっては死亡フラグとも取れるラストが切ない。
そこまで狙って書かれたのなら、作者は今頃ニヤリとしていると思われます。
この不安を取り除くためにも、続編をぜひ出して欲しいです。

丁寧な解説をしてくれている人が居るので
感想のみにします。
　
辛くなるとぷいっと居なくなっちゃう攻め（優作）と
我慢強くて、精神的にも随分強かな受け（永岡）の
お話です。

直也（当て馬？にしてはかなり可愛いそうな子）の
将来も気になる意外と大成しちゃうかも。

表紙の２人を隔てているガラスとか、
最後の一行が、すごく！すごく！！
意味深で色々考えちゃいました。

同じ剣道を志した同部屋の受けと攻めですが
攻めはヤクザになり、受けの借金の型に道場を地上げするために
本編冒頭から、攻めの前で攻め以外の男２人に最後まで襲われてしまい
ビデオ撮影されるという時点でちょっとキツイ内容でした
ビデオ撮影をしていたチンピラは受けに本気になるのですが

結局受けの借金を肩代わりして、攻めは姿を隠します
唯一攻めの居場所を知るチンピラに居場所を聞くために
チンピラと寝ることを誘われます

チンピラに利用されるのではなく、受けはしたたかに
チンピラをたらし込む部分はおもしろかったです

見つかってからはわりとすんなり二人は想いをとげるのですが
攻めを見つけるため、結局はたらしこまれていただけのチンピラは
逆情し、受が刺されたり、チンピラが殴られたり
乱暴されたりと、とにかく痛い場面満載なので
痛いのが苦手な人は難しいと思います