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完全犯罪研究部 (講談社ノベルス)

価格: ¥882
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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好き嫌いは別れると思うけど ★★★★☆
イラストにつられ、ラノベ系のライトなミステリー風小説だと思うと失敗します。
が、しっかりしたミステリーを読もうと思うなら、若手の中ではかなりプッシュできますね。
ぎこちない部分はありますが、今後への期待も込めて星4つで!
全体的に良くまとまっていると思う。が、マジョリティにはならないような。 ★★★★☆
初の「THANATOS」シリーズでない、ノンシリーズ(或いは新シリーズ?)の作品。裏表紙の内容紹介文や、講談社のサイトの説明を読んで、もっときつい作品かと思って読み始めたが、実際に読んでみると、「THANATOS」のシリーズよりもだいぶ柔らかいというか、過激な場面はあるものの、含んでいる毒は抑えめ、という印象を受けた。しかしながら、全体を通した作品の雰囲気は確かに汀こるものの書く文章であることが感じられたので、その点は流石だと思う。

したがって、これまでの汀こるものの作品を読んで面白いと感じられた人は、この作品を読んでも楽しめるだろうし、反対に肌に合わないと感じたのならば、やはり今作もダメだと思う。また、残念ながら、作風とか内容から判断する限り、一部のマニア的な層には受けても、決して大多数の支持を集めることもないと思う。個人的には割と気に入ったので、続編というか、このメンバーの別の事件なども読みたい気もするが、最後に少しきれいにまとまり過ぎている感があるので、その点少し難しいかもしれない。
暗いのはいいのですが ★★☆☆☆
「青春とは暗いもの」
カバーの裏に、そういう作者の言葉か書かれています。
そのとおり、大変暗い雰囲気の青春ミステリです。
それはいいのですが、というか、出だしの暗さにひかれて読み始めたのですが。
暗さ以外に読み続けさせる要素が、あまり感じられませんでした。

核となる推理小説研究部の面々は、躁状態にあるように見えます。あるいはクスリでハイになっているかのような感じがします。それでいて、暗い。(矛盾するようですが)
顧問の女教師は妻子ある男と不倫をしています。
主人公格の古賀という少年は、正体が知れず、それだけなら魅力もあったのでしょうが、本妻の子供が出てきたら、卑屈にぺこぺこしまくるし。
登場人物の誰にも、感情移入できませんでした。

がまんして読み進んだのですが、186ページ Mission9 まで読んで、とうとう読むのをあきらめました。

もちろん、人それぞれですから、ファンの方や、興味のある方は、ぜひご自分の目でご確認くださいませ。