この本に収録されている「宇宙囚人船の反乱」は、私が中学生のとき(25年以上前)に初めて読んだキャプテン・フューチャーであるとともに、スターウオーズのノベライゼーションを別にすると初めて読んだSFでした。以来、数百冊のSF、そして他のジャンルまで読むようになる、いわば私の読書人生の原点とも言える作品です。
このシリーズが復刻されることを知り、ここまで全て買って読んでいますが、古臭く、ちょっと現在の視点からはどうかと思われる科学的、技術的記述はありますが、それでもストーリーやアイディアは十分に楽しめるし、展開の早さは、最近のハリウッド映画を見ているかのような印象さえあります。