新型インフルエンザの感染予防に、漢方薬が使われている話を知り、漢方薬関係の本を探しました。
たいていの本は、症状別に処方する代表的な漢方薬が記されている程度で、それら漢方薬に含まれている成分までは言及されていません。
しかし、本書は漢方薬の成分についてカラーの写真やイラストで紹介されており、自分が服用しようとする漢方薬の成分が、どのような効能を持っているか容易に調べることが出来ます。
巻末には「疾患・症候別索引」が付いており、病気の症状に応じて処方される代表的な漢方薬が分かるので、類書と違って本の内容を最初から終わりまで一通り読む必要は無く、必要な箇所を拾い読みできます。
漢方薬の服用を検討している人には、必ず役に立つ内容が満載だと言えます。
次回の改訂作業の際には、漢方処方の例をさらに増やして欲しいと思いました。

ほとんどのページに生薬の写真やイラストが載っていて見やすいのと、自分が飲んでいる漢方薬がくわしく載っていたので買いました。まあまあわかりやすいです。

各漢方処方について、からだに効くしくみや、１つ１つの生薬の役割が書いてあります。

本の前半が漢方処方の解説、後半が生薬の紹介です。

説明が簡単に書いてあるので、初心者向けの本かなとは思いましたが、時々読めない漢字が出てきます。専門用語なのでしょうか。ふりがながあればと思いました。