岡尾さんファンなら大満足な一冊だと思います。文章、写真、スタイリングにアイテムのセレクトまで岡尾ワールド全開って感じです。本当にかわいい一冊です。

でも、岡尾美代子さんファン以外でも楽しめるのか？！と問われるとちょっと、、。毛布コレクターや毛布マニアの方なんてそうそういないでしょうし。。

毛布の産地、ウェールズやノースポートへの現地取材のページもありますが、あくまで岡尾さん視点なのでそこまで内容の濃いものでもないです。

友人のお宅の毛布拝見的なページもあります。（いい意味で）かなりバカバカしいです。

ほんとうに、ほんわかかわいい気分に浸りたい人のための本です。

岡尾さんの本に対して私は「好きーっ!」と「ダメ…」がはっきりしていて、この本は「好きーっ!」のほうです。
毛布のシズルがすごいのに、かわいらしすぎず、ちょうどいい感じ。この絶妙さは他のスタイリストさんにはないものですね。
毛布について、１冊の本にするなんてかなりマニアック、色んな人の毛布が出てきたりもしますが、こういうものも好みの問題だと思います。
でも、ぐぐっとひきつけられたのは「クウネル」で掲載されたというスワンズアイランドブランケットのページです。見ているうちにどうしても欲しくなり、アメリカから個人輸入してしまいました。原宿のお店でも販売しているようですが、目玉が飛び出るほど高価だったので。
岡尾さんの本に出てきたビルさんとも電話でお話ができたりして、自分好みのスローが届いた日には、この本がますます好きになりました。