とくに目新しい話ではない
★★★★☆
いきなり海外に飛んでかれる話の展開にはやっぱり映画のお話だかね。と妙に納得。冷静と情熱のあいだが頭を翳めたがそんなことも気にせず読む。
でも妙にリアル。現実にこんなことざらにある。世の中なんて変えられないし運命も産まれもった条件も宿命も人それぞれ。でも自分の取り組み方しだいで人生が決まっていくんだなと思わせる文に驚いた。
書いてる方も銀行員から作家に転向と人生を自分で切り開いた人。ご自分の人生で感じた実感をこの作品に多分にぶつけている感がありありと感じた。
ただの映画ノベライズなんかじゃないのかも。
主人公や登場人物の心の悩みや葛藤がとにかく現実的。考えさせられてしまうんだよ!w
花火屋さんのところのチビには泣かされたよ。
とりあえず売っとくかみたいな本ではないと思う。映画に興味が持てた人は読んでみて間違いない。
とにかく男前な顔つきしている松下さん。ハンサムな女性。どっちがヒロインかわからないぞwこれこの人が演るんだなと思うと映画館いこうかしらと思わせてくれるキャスティング。映画観てない私でも行くか悩ませてくれた。観た後に読んだ人たちはどう感じたのかも気になる。そんな人はレビュー書いてみて。読むからさ。