バーブラ過度期のアルバム。
★★★★☆
69年に発表されたアルバム。丁度バーブラが映画に進出した頃のもので、過度期の印象が強い作品です。従来のバーブラ路線ともいえる「別れの時まで」「ザッツ・ア・ファイン・カインド・オ・フリーダム」もあれば、ビートルズ・ナンバーが3曲、ジミー・ウェップやバカラック作品もあるという内容。個々の曲の完成度は決して悪いものではありませんが、どこか方向性の迷いが感じられるバーブラには珍しい作品です。美しいジャケットは高名な写真家リチャード・アベドンによるもの。全米アルバム・チャート第31位獲得。