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侯爵夫人ポンパドゥール―ヴェルサイユの無冠の女王

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 原書房
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フランスを陰で動かした女性? ★★★☆☆
いにしえより英雄は色を好み、権力者には多くの愛人がいた。
現在の某王国でも美しい亡妻より地味な容姿愛人を選んだ皇太子がいるが・・・

さてポンパドゥール夫人、名門の出自ではないこの女性がフランス国王の愛妾となり宮廷文化の中心となった。
肖像画で見る彼女は派手に着飾り優雅に微笑んでいる。その姿は現代のわれわれが見ても美しい。しかし彼女が王の心を捉えたのは容姿のみではない。
彼女に関しては存在のみしかしらなかったが生い立ちを読み、なみなみならぬ努力を垣間見た。
目的を遂げるためにはたゆまぬ研鑽そしておんなっぷりを磨かなくてはならない。
入門書的ではあるけれど ★★☆☆☆
ルイ15世の寵妃で当時の文化大臣のような役割を果たした女性ポンパドゥール侯爵夫人の生涯を知る入門書のような感じです。
著者は英国の作家でいろいろな人物の伝記を書いているようですが、それだけに、ポンパドゥール夫人関しては内容が上すべりの感が否めません。本書がフランスで黙殺されたのもむべなるかなですね。原文を見てみないとわかりませんが、翻訳もこなれてなくて読みにくいのも難点。類まれな美貌と芸術的センスに恵まれていたというポンパドゥール侯爵夫人の魅力的な人物像が、しっかりと伝わってこないのが残念です。
 途中ではさまる彼女の功績や当時の文化人などの説明コラムは興味深く読めました。しかし、せめて巻末に夫人の年譜や18世紀フランスの年表をつけるべきだったのではないでしょうか?
もう一人の女王 ★★★★☆
歴史の裏舞台で咲き誇る花のような女性・・・。
人から蔑まれようと、確固たる意思で己の道を進み続けた彼女の人生ドラマに少し感動しました。女性という生き物は今も昔も努力なくしては、大輪の花を咲かせることは難しいのだなぁと・・・。
確かに悪女と呼ばれるに値する立場の女性ではあるが、彼女なくして

ブルボン王朝の繁栄はなかったのかもしれません。幼い頃から培われた美的センスで後世にも数々の影響を与え続けている彼女。彼女に関する伝記は数少ないけれど、その中でも彼女の人となりを伺い知る貴重な一冊です。