電験三種の各科目の論説問題や穴埋め問題（三種ではいずれも５つの選択肢からの選択式）について網羅されていますが、その中でも特に法規科目は条文の暗記するべき範囲が広く、試験での配点も条文の内容に関する出題が100点満点中60点とかなりの比重がおかれています。
この本の良いところは、単なる過去問を列記する形ではなく、試験で出題されやすい（穴埋め問題に引用されやすいと思われる）条文を複数の角度から問うことで自然に覚えられるよう構成されているところです。
私の場合は法規科目の勉強の際、間違えた条文について繰り返し解くことで、条文に規定された言葉や数値などを覚えることができ、おかげで合格することができました。
他にも選択式での論説問題の多い電力科目においても同じような活用が可能です。
論説問題や穴埋め問題に苦手意識がある人には特におすすめの本です。

すべてが，空白問題なので，質より量という人にお勧め。
このように書くと質が悪いような感じですが，そうではありません。
理屈を知っていても，空白問題では，正解を選べないことがあります。
空白問題特有のくせがあるのです。この問題集をやっておけば，文章問題は完璧でしょう。「習うより慣れろ！」といった感じでしょうか？

技術士補の対策にもお勧めします。