インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ふるふる -うたの旅日記- (KCデラックス)

価格: ¥690
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
いまも生きるうたの力 ★★★★★
木原敏江さんの日本を舞台にした作品には,かつての日本には自然に存在したけれど,現在ではすたれて,古典や伝承といった過去の遺産の中にかろうじて姿ををとどめたもの,あるいは思想・信仰が数多く登場します。木原さんの美しい絵と言葉で魂をふきこまれた神,仏,鬼,精霊,人の霊は強い躍動感で物語をつむいでいきます。そして今回はうた。万葉集から梁塵秘抄のうたの意味,リズム。魅力的な登場人物が旅先で出会う人々の生と引用されたうたがぴったりあっていて…。そこには現代人も共感できるものが確かにあり,うたは今でも生きてるんだな!と感じずにはいられません。自分の中に眠る日本のこころみたいなものが再発見できる一冊かもしれません!
コミカル版「夢の碑」とでも申せましょうか ★★★★☆
やっぱりこの人らしい作品。久々に2冊本が出たうちの1冊。私が最も好きな「夢の碑」シリーズの雰囲気を残していて、和歌や詩、言葉の世界を尊重してきた作者らしい作品。言霊の力を信じる人間、その異能を使いこなせる者、目に見えぬ神の守り、不可思議な力の存在、切なくすれ違う思い、哀しくも秘められた恋。

作品に枯れた「軽み」が加わってきたのは、年齢のなせる業なのか。でも、もう少し絵を書き込んでほしいと感じてしまったのは、往年のファンであり、かつての文学少女の我儘か。耽美とまでは行かなくても、言霊を扱うシーンはそれなりの絵だったので満足すべきか。

とにかく木原敏江ファンには嬉しい1冊である事は間違い無し!
言霊 ★★★★☆
むかしながらの「ことば」をこれからも大切にしていきたいと思わせる作品でした。
万葉集、古今和歌集、新古今和歌集とか、優れた和歌を作ってきた先人の人生が書かれた本などを思わず読みたくなりました。

話の展開としては、あ〜木原敏江さんらしいな、といった話の運び方、展開でした。