コイの行方を気にしつつ取り組める教本・特に接続法の説明が秀逸
★★★★★
全体を通して一つの「おはなし」が完結するので、
次の展開を楽しく予想しながら取り組める珍しいタイプの教本。
(たいていの市販の仏語の教本は、一話完結型ではないかと。)
合計18スキット×activite
各章終わりにexercise d'ecoute そのほか
浴びるようにノーマルスピードより少し遅いフランス語が聴けて、
半過去と複合過去、接続法、条件法について、
日本語で書かれた仏語文法の本ではなかなか見られない
独自の視点から書かれた解説が掲載されていたりなど、
文法の説明も興味深いです。
フランス人の語のイメージ(語法)の説明もあって、
仏作文の出題もあって、
フランス生活や文化のコラムもあって、
スラングっぽい表現もあったり、
ネット用語の解説もあったり、
対訳と練習問題の解説は別冊仕立てになっており、
至れり尽くせり、てんこ盛りのテキスト。。
初級文法を一通りかじっただけの状態でこの本に取り掛かり
1レッスン仕上げるのに結構時間がかかりましたが、
「自然な仏語の発想とはこういう発想なのか」と、
身につくものも多かったです。
【2010/7/9追記】
特に接続法、その「こころ」「キモ」の説明が本当に秀逸です。
この本を使い終えてから、もう丸2年経過していますが、
いまだに、検定用の勉強をしていて、アレレ?となったときに、
必ず立ち返って説明を読み、納得している、
それくらい秀逸です。