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Sym 1 & 6: Essential Classics

価格: ¥830
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
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引き締まったアンサンブルを聴かせるセルの「田園」。惚れ惚れさせられました。 ★★★★★
 セルの「田園」が、これほど素晴らしい演奏だとは・・・・・・。本CDでは、ベートーヴェンの「交響曲 第1番」のほうに期待していただけに、これは全く予想外の驚きでした。

 ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の「田園」。第一楽章がはじまってすぐ、その引き締まって美しいアンサンブル(特に、弦楽器セクションのシルキーで、透明なアンサンブルの美しさといったら!)に、ぐいっと引きつけられましたね。第二楽章以降の演奏もひたすらスタイリッシュで美しく、惚れ惚れさせられました。ベートーヴェンの「田園」が、ただあるがままに鳴っている。そんな気がして、目頭が自然、熱くなりました。

 現在、1950年代後半から60年代半ばにかけて録音された、セル/クリーヴランド管のベートーヴェンの交響曲を、輸入盤で聴いていってます。これまで、「第1番」「第2番」「第3番 “英雄”」「第5番」「第6番 “田園”」「第8番」「第9番 “合唱”」と聴きました。「英雄」と「第8番」もよかったけれど、格別、心を揺さぶられたのが、「合唱」と「田園」ですね。この価格で、こんな凄いベートーヴェンが聴けるなんて!と、大当たりの掘り出し物を見つけた気分です。

 ラーナーノーツに記載がありませんが、おそらくこれだろうと思われる録音年月日を記しておきます。
  「交響曲 第1番」 1964年10月2日
  「交響曲 第6番 “田園”」 1962年1月19〜20日
  「エグモント序曲」 1966年10月8日