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秋田新幹線「こまち」殺人事件 (光文社文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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ヒロインを取り巻く人間関係が面白い ★★★★☆
まず本題のことだが、秋田新幹線「こまち」殺人事件となっているが、この車両で事件は起きない。列車内での事件を目当てにこの本を買った人はがっかりするかもしれない。
また舞台が秋田であるのにその地方特有の言葉が出てこない。
これらに関することは西村京太郎氏の作品にありがちなことだが、それにしても期待を持った読者としては裏切られた感じがする。

さて作品の内容だが、ヒロイン戸塚由美を取り巻く人間関係が非常に複雑で、社会性のあるドラマの筋立てに感心した。
映画化されても不思議ではないと感じた。あるいはすでにテレビでドラマ化されているかもしれない。
十津川警部はじめ各刑事たちの推理も見逃せない。良くできていると思った。

久しぶりに読後感も良く、読み終わってスッキリした。
面白いです! ★★★★☆
銀座のクラブを辞め、秋田新幹線で郷里に帰った主人公をめぐり、次々を起こる殺人事件。その謎は?
著者のストーリーテラー振りが発揮され面白く読めました。近年は当たり外れのある著者ですが、お奨めできる作品です。
秋田新幹線の意味は? ★★☆☆☆
十津川警部。忙しい人である。日本中を飛び回り、「もう日本にはこれ以上アリバイトリックは無いのでは?」と思われるほど難事件を解決している。その醍醐味はなんと言っても警部が時刻表トリックを見破り解決するところである。「ああ、こんな駅でこんなトリックが有り得るのか。面白いなあ」とびっくりさえする。そのびっくりが大きければ大きいほど、スリルが有れば有るほど、「おれもこの電車に乗ってみたいなあ」などと物語の中のシチュエーションに憧れを持ってしまうのである。

この本ではきっと十津川警部はきっと疲れているのであろう。今回は鉄道のトリックではなく、東京と秋田地方の2箇所で起きた殺人事件を中心に話が展開する。ただでさえ、フィールドが限られた中で次々と殺される関係者「ああ、殺されるべくして殺されてるなあ。迂闊者が多いなあ」というのが正直な感想。警部も大変だ。