同タイトルゲームのコミカライズ
★★★☆☆
1巻完結。
かなり微妙な時期での発売となったが、某RPG3作目をクリアした流れで似た系統のこちらの作品もプレイするキッカケに、ということだろうか。
原作ゲームのほうは、先日廉価版が出ている。
内容のほうは主にプレイ開始時の部分に集中しており、これから冒険を始めていくんだと言う気持ちを昂ぶらせてくれるという意味では、ゲームをやる前に読むには打ってつけである。
主人公であるファイターのエルダ(ルシェ=半獣族)が属するパーティーは、「ファイター・メイジ・プリンセス・ローグ」と言う構成であり、原作同様一風変わった組み合わせを見ることが出来る。
その変わった組み合わせのパーティーでどんな掛け合いが繰り広げられるのか、というのが見所でもある。
バトル描写よりはキャラの掘り下げに終始しており、既にゲームをプレイし尽くした方でも「こんなキャラたちも居るかも」と想像を膨らませられる。
所々絵にアラはあるが、エルダの純真無垢でころころと表情が変わる様は見ていて飽きない。
惜しむらくは、表紙より巻頭カラーページのほうがずっと魅力的な出来栄えであるということだろうか。