こんな邦楽が聴きたかった
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この人の昔の電子楽器の入ったアルバムは好きじゃなかったけど、ここに来てピアノに打楽器、少ない弦楽器隊をバックに胸に沁みる曲をやっていて涙が出そうになった。曲は日本以外のもあるけど、本当の意味で邦楽という言葉に合う音楽をやっている。ゴンドラの歌や蘇州夜曲、悲しくてやりきれないなど木枯らし吹く季節にピッタリである。ひとりでしんみり聴いてください。
知る人ぞ知る名盤
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おおたか静流さんの(現時点でリリースされている)全てのアルバムの中で、この作品が最も好きです。
プロデューサー・ノートによると、テーマは「アコースティック」と「同時録音」。電気音を排し、全員が同じ空気の中で、同時に音を出す。会場の空気の音も考慮し、響きの優れたホールで、クラシック的なレコーディングを目指したということです。
他の方も書かれていますが、音が本当に美しいです。生演奏に限りなく近く、ピアノのフェビアン・レザ・パネの完璧な伴奏も光ります。
ゆったりと、しっとりと、どこまでも、優しさと哀愁に満ち溢れています。
断言いたします。このアルバムこそが本当の、おおたか静流のベストアルバムです!
オーディオマニアにすすめる 見事な録音。緊張感!!!
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素晴しい!
ミニコンポの普及により、それにあわせた日本のレコーディングは、不自然な音像定位・人工的なエコー等、がっかりするものが多かった。
久しぶりに鳥肌がたつような、緊張感を感じる録音に巡り会う事ができたように思います。
イージーリスニングではなく、本格的オーディオで、じっくり聴いてほしいCDですね。
部屋を真っ暗にして、できれば、真空管アンプで・・・・・・
目を閉じると、目の前に彼女がいる。
ごく自然に、音像定位した彼女がいる。
素晴しい、ヴォーカリストの緊張感、それだけでなくこのCDを録音したスタッフにエールを送りたい!!
音響マニアにすすめる CDですね!
あなたの再生装置の能力が一発でわかるCDだと思います。
このCDにめぐりあえてよかった。おおたか静流 さんとめぐりあえてよかった。
蘇州夜曲・ゴンドラの唄・ 花 ・・・・・見事のひとことにつきる。
すばはらしい 録音に乾杯!!!
カヴァー史に残る傑作。いつまでも余韻に浸りたい
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しっとりとした雰囲気の、生楽器をバックにした
ジャズヴォーカルライクなカヴァー集。
どの曲も素晴らしい出来。原曲を越えている、というか、
こちらの方がスタンダードなのではという錯覚を覚えてしまった。
政治色やメッセージ性などといった原曲のイメージを良い意味でばっさり
切り捨て、美しく伸びのあるフィメール・ヴォーカルを聴かせることに
主眼を置いたのは大正解。オリジナル作品以上のオリジナリティが
光る名作。「悲しくてやりきれない」けど、聴いてるこちらは満足しました。
室内楽系ボーカルポップス
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一発ライブ録音アルバム。声の質感は『透明感ありあり、イモーショナル、直線的な声、暖かみの感じられる声。とまああそう言う風。レトロ感覚あふれるナンバーを現代に蘇らせるという風なコンセプトみたいです。このアルバムを聴いたのはフェビアンレザパネ(ピアノ)が参加しているからなのですが。思わぬ誤算ですばらしいボーカリストに出会えました。日本にもすばらしい作曲家が存在しその豊かさを立派に表現なされています。浜口庫之助、中村八大、服部良一などの偉大なコンポーザーたちの遺産がこのディーバによってていねいに魂を吹き込まれています。10点中10点