読んでて本当に楽しかったです。
雪宥の我儘でかわいいところに萌えました。ごうらいぼうは文句なしの完璧な男ですね。ホントにかっこよかったです。
雪宥の誤解もなくなってラブラブになった二人の今後がきになるし、二人の子供が見たい。
ぜひ続きが読みたいです♪

御山の主である天狗様と伴侶となる青年のお話です。

都会で母と再婚相手と年の離れた弟との疎外感を感じつつ、暮らしていた受ですが、可愛がってくれていた祖父の死により、里に帰ることに。遺産相続にからみ、母や義父の醜い姿にいたたまれず、飛び出して御山に迷い込んだことで、運命が決まってしまう。。
無垢な体の精液は天狗のごちそう(らしい)。本文では、甘露や神通力を増幅させる霊薬とも表現されています。3人のチンピラ天狗に捕まりそうになった所を、攻天狗様が助けます。しかし、しきたりによって受の意に沿わない形で、皆の前で操を奪われてしまいます。しかも、攻の精液なしでは生きていけない体に。萌え〜な設定ですが、攻は包容力で受を包み込み、誠実に対応してます。 受は攻にきつく当たったり、天狗のことをなじりますが、私にはイチャイチャしてるように見えました。
後々わかってきますが、生まれる前から二人は結ばれる運命だったのかも。アマツユリという里にしか咲かない花や、祖父の遺産の謎など、読み進めると、いろんなことが繋がって一つの流れのようになっているのがわかります。
天狗様が受と初めて出会ってから、待って待って(泣)受の母が、受に女子が寄り付かないよう、メールチェック等厳しくしてくれてよかった!と思いました。 BLというより、ホームドラマを1クール見た後のような、あったかい気持ちになりました。脇キャラの烏天狗もなんだか可愛いかったです。
子供が産めるそうなので、やっとわかりあえた二人のその後が見たいです。

すごく攻めがかっこよくて、強くて、大人で、受けの事を考えてくれていて、いつも守ってくれて・・・・！
天狗だけど、白馬の王子並に絵に描いたようなかっこいい大人な奴です。
しかし、その素晴らしいところを全く鼻にかけていない最高の天狗です。
終始受けが攻めに愛されていることが分かります。
攻めが完璧な分、受けがかなり言う事を聞かなくて、我儘に見えてしまうかもしれないですね。（＾＾；）
「攻めの精液なしでは生きていけない身体」になってしまうので、そんな事したくないのに若干受けは
無理して嫌々精液を摂取するので「こんなの嫌だぁーー！」と叫んでかわいそうですが、
攻めも無理やり飲ませたりとか無理やりHしたりとかはしないので攻めの思いやりが垣間見えます。
最初のH以外は、ちゃんと受けが納得した状態なので、攻めから愛をひしひしと感じられますよ。
最初のHも受けの意志が反映されていないだけで（その状況も受けを救うために仕方なくです）、無理やりで痛い系ではないよ。
むしろ涙をぬぐったりと優しいと思うけどな。
本当にいつも攻めは受けの事を思いやり、受けを一番に考えてくれています。
イラストも内容にピッタリで最高に素敵なのでぜひ読んでみてください。

おもしろかったです。何と言っても、攻役の天狗がいい。見た目がよくて、力もあってのもて要素プラス真面目で一途。終盤の展開によって、主人公の受から信頼をなくして責められるシーンは切なくて良いのですが、「もっと信じてあげようよ。」と、天狗の肩を持ちたくなりました。甘々ものでおもしろかったです。