１−歌ふ弥次喜多　（徳山たまき）
２−東京ちょんきな　（小唄勝太郎）
３−東京オリムピック
４−アホかいな　（三益愛子）
５−明るい日曜日
６−酔へば大将
７−ア・ラ・ドーモ　（能勢妙子）
８−ガラマサどん　（徳山たまき　江戸川蘭子）
９−宵闇迫れば
１０−ネクタイ屋の娘
１１−柄ぢゃないけど　（渡辺はま子）
１２−ロッパの防護団長
１３−ロッパ南へ行く
１４−大和一家数へ唄　（若原春江　高橋祐子）
１５−歌へば天国　（藤山一郎　二葉あき子）
１６−リンゴは紅い　（松原操　藤山一郎）
１７−潜水艦の台所
１８−ロッパの轟先生　（久米夏子）
１９−ちょいといけます　（榎本健一）
２０−さくらんぼ道中　（土屋忠一）
※括弧内は共唱　たまきは[王+連]

潜水艦の台所目当てで購入しましたが、良品です。
復刻は郡修彦氏によるもので、音質も良。
付属の解説書も、収録曲以外の吹き込み盤一覧まで網羅しており、
一部に明らかな歌詞の誤記がある以外は、文句の付けようがありません。

……まあ、純粋に曲としてみればアレなものも多いですし、歌唱力も今ひとつですが、
ロッパの作品集で、それを問うべきではないでしょう。

購入して聴きましたが、どの曲もすごく良かったです。

日本喜劇界の大大大御所、もはや伝説といっても過言ではない古川ロッパの音源は今まで小出しにはされていたものの、単体ＣＤが復刻されるなんて思ってもいませんでした。今回ほとんどの作品が初復刻ということで、とても新鮮な気持ちで聞かせていただきました。
お世辞にも唄が上手いとは言えないですが、そこは豊富なボキャブラリーとコミカルな節回しで音盤狭しと暴れ回る古川ロッパといったところでしょうか。
２００４年にＳＰ盤収集家保利氏が復刻された『唄うエノケン大全集 甦る戦前録音集』が発売されてしばらく、これでようやく二大巨頭の単体ＣＤを揃える事が出来ました。制作に携わった人に対しては、ただただ敬意を表したいです。