当事者にも治療者にも
★★★★★
当事者にも治療者にも、また虐待という形ではないですが、心の苦しみを負っている方にも、また人間に関心を持つ方にも、子どもの仕事に関心をもつ方にも、おすすめの本です。
事例が多く載っています。
その子ども達の豊かなことと、人間の持つ力といったら・・。
また治療者であるエリアナの視点も柔らかく暖かく、臨床的で、全体的に安心して読んでいられます。
どのような立場の方にもおすすめしたい本なのですが、特に子どもと接する立場の方で気になった方は読んでいただきたいように思います。
子どもの力を信じられるということは、自分自身もつよく柔軟になる手助けのひとつになると思うんです。
そしてそれが、問題を抱えた子ども自身のためにもなると思います。
でも、子どもと接する機会が少ない人にとってもそうですね。
視点を広く深く豊かに持てるよう努力したいです。その手助けになるような本のひとつでした。