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わたしおてつだいねこ (おてつだいねこシリーズ)

価格: ¥1,155
カテゴリ: 単行本
ブランド: 金の星社
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おしかけの「おてつだいねこ」さん、けなげにがんばる! ★★★★☆
 「ねこの手もかりたいぐらい」忙しがっていた「おばさん」の家に、「おてつだいさんです」といって、「ねこさん」が押しかけてきます。でも、ねこなのにお手伝いできるのかな?
 ごくごくふつうの「おばさん」と、やっぱり「ふつうのねこ」の組み合わせが、ほほえましい。でも、ねこだから、ぐるぐる回る洗濯機や、得体の知れない掃除機(ねこはみんな大嫌いですよね)、熱いお茶は苦手だし、「しゃけ」やふわふわの「おふとん」にもめっぽう弱い……。「ねこさん」と呼ばれているところも、人間と平等っぽくて新鮮です。
 最後の、ねこさんの打ち明け話には泣かされます。「ごはんは、だれかといっしょにたべるのがおいしいわねえ」というおばさんの言葉も、胸にしみてきます。おばさんもねこさんも、一緒にいられるからもう寂しくない。
 小学生なら一人で読めます。鈴木まもるさんのパステル画も温かみがあり、ほのぼのしていて、ぴったりです。
だって、わたし、ねこだから…… ★★★★★
 ある日、おばさんのところに小さなねこがやってきます。「おてつだいさんにやとってくださいな」 おばさんはびっくり。たしかに、いそがしくて「ねこのてもかりたい」と言ったけれど。せっかくなので、にぼしをお給料に、ねこに働いてもらうことにします。だけど、失敗ばかり。一生懸命やっているのはわかるけれど、これではお手伝いさんとはいえません。さて、おばさんは……
 猫の愛らしさとおばさんの優しさ。わたしは、クライマックスに涙ぐんでしまいました。ふふふっ、と笑って、じん、ときて、ふわん、と、温かい気持ちになりたいときに、ぜひお薦めです!!