今まで、マイナス思考は、改善できないと思っていました。
が、この本を読んで、導き方次第で、改善できることを知りました。
具体的に方法論を書いていて、分かりやすかったです。
キレナイ、めげない、ウツにならない、
これが出来れば、前向きに生きていけますよね。
本書は、そんなセリグマンさんが、無数の理論や技法で「うつ病」の心理療法を整理し、一貫性のある学習方法を示した「練習帳」だと思います。「子ども向け」となっていますが、内容は大人の治療に使われているロゴテラピー、自動思考記録表、アサーティブ・トレーニングといった認知行動療法の諸技法を応用しています。それぞれ1つ1つが単独でも十分効果的な治療法になるところを、本当に誰でも自習できるようしてあるのが、すごい。
僕としては、この本が「子どものうつ病予防」に使われると「いやだなぁ」と思います。内容は感動します。感動した大人が、自分自身の考え方や自己表現の仕方を見直したくなる。その積み重ねが、結局、子どもをうつ病にしない環境を作るのだと思います。
本だということです。大人の方で、私の周囲にも、感情の起伏が激しく、その
ことが原因で様様な問題を抱えてしまった方もいます。恐らく今の大人は、
私を含めて、自分に降りかかってくる問題にうまく対処できる人は少ないと思
います。この本には、その問題にどのような気持ちで対処すべきなのか、その
ヒントがあります。子供を持っている方だけでなく、大人の方にも、自分を
客観的に見る良い機会になる!と思います。