本を開いたときの安心感
★★★★★
専門用語やムツカシイ表現
がほとんどないのが
森司教の文の特徴だとおもいます。
わりと文章は長めだけど、内容が重くないので
さらりと読みやすいです。
想像力は豊かでありながら、イメージを膨らませすぎず、脱線しない。
つまり、現代人に合ってるとおもいます。
森司教の、これまでの本でもそうなんですが
この本でもとてもわかりやすい表現で、聖書を説明してくれています。
キリストの生きた時代、背景を思い浮かべやすくなりました。
今回の本は
珍しくハードカバーで分厚め。
「聖書の言葉」をぎっしり詰め込んだかなと思い
ドキドキしながら本を開くと
あら意外。
なんとなく想像していた「活字がびっしり」じゃなかったです。
紙面に余白が結構あります。
しかも大きい枠で全体が囲まれてるの。(本を開くと額縁みたい)
字も大きいし、行間も若干幅広。こういう本、なかなかないと思います。
読みやすい。
パソコンに頼る現代人にとって、
活字で目が疲れないことは大事です。
森一弘司教がこれまで書いてきたことの
*集大成*といったところでしょうか???
「聖書の言葉」は4福音書全体、
姉妹本(?)「キリストの言葉」では
マタイの福音書に焦点をあてています。
おもしろかったです。