苦しいとき辛いときに一緒に……
★★★★★
泣いてしまいました
神谷さん自身
演技だけでなく
朗読、ナレーション等も
とてもお上手(表現が安直ですが;;)ですので
少なからず期待して手に取ってみたのですが
思った以上に素晴らしかったです!
ふしぎ工房のシリーズはいくつか持っているのですが
その中でもダントツかと!
と言っても全部は持っていないので
言い切れないのですが;;
それでも
あの語りと表現
聴いていると自然とその世界に引き込まれ
感情移入してしまい
涙が静かに流れてきたりと……
朗読であそこまで感情を持っていかれたものは
今まで私の中ではなかったです
話自体がちょっと暗いですが
こう
思い悩んでしまっていたり
苦しくて辛いときに聴いて
一緒に涙してみるといいかもしれません
きっとその後は
少し落ち着いて
頑張れる気持ちになれるかもしれませんから……♪
純粋に、泣けた。
★★★★★
お話自体は、よくある、といえばあまり良い言葉ではないが、
よく短編ドラマやドキュメント番組で見たりしたような光景。
それに、少しだけファンタジーな部分が含まれた、お話。
導入部分の第一声から、この語りの神谷浩史さんの上手い喋りに引き込まれました。
もともとナレーションに適した声だと感じていたから、余計にそう思ったのかもしれませんが、
目を閉じて聞いていると、その場面が脳裏に浮かんでくるのです。
このCDはドラマCDではないので、感情の入った台詞はあまり出てきません。
だけど、その少ない台詞、たった「そこだけの一声」なのに、その前後の気持ちがすべてわかるような
怒声や泣き声、うめき声・・・優しい声。
そして、ナレーションが混じり、物語は淡々と、しかし人の熱を帯びて進んでいきます。
兄の気持ち、弟としての僕の気持ち。
伝わらない思い、やっと伝わった思い。
聞き終わった頃には私の涙腺はとうに崩壊し、涙が止まりませんでした。
繰り返し何度も何度も、というよりは、
ふと思い出した時にもう一度、聞きたいと思う作品です。