GHQの洗脳を受けて育った私
★★★★★
私は昭和38年生まれで、昭和5年生まれの父がいる。
小学5年のとき(昭和49年ごろ)に早乙女貢の東京大空襲を題材にした本をテキストに、何回か戦争についての授業を受けた記憶がある。今思えば、そのときに戦争は二度としてはならない、というようなことを刷り込まれた思う。家に帰って戦争はいけないことだというようなことを父の前で話したとき、日本は長い間戦争をしていないが、お前が大人になるまでにするかもしれない。今ベトナムは戦争をしているのだからと言った。小学校6年のとき、社会の授業で憲法9条を勉強したときも、父は武力を持たないでどうやって守るのだ、こちらが攻めなくとも敵は攻めてくるのだぞ、とそんな馬鹿な授業を真に受けるなといわれたことを思い出す。それがGHQ(コミンテルン)の企みだったのだと今知った。なんと気の遠くなるような、しかし確実に内部から崩壊するよう仕組んだことか。驚きと、ぞっとする寒さを感じる。
右翼本
★★☆☆☆
この本は、産経新聞を好んで読んでいるような、強い右翼性のある人にはぴったりの本だ。戦中の日本軍の行いを正当化するような認識や、戦後の日本の政治体制の構築に、ソ連のスパイが関わっていたかもしれないとか、やたらと天皇制の素晴らしさを説いてみたり、平和憲法はGHQの押し付けにより出来た等、まあこんな感じで、とにかく右翼性の強い論理が、この著者の個人的な見解で書かれいる。この本の論理的欠陥を上げれば無数にあり、恐らく論戦を挑まれれば、この著者は論破されるだろう。その程度のレベルでしかなく、このような、とことん偏った内容の本を購入することはおすすめできない。
引用文献なき記述が多すぎる
★☆☆☆☆
GHQの教育改革により、「歴史・地理・修身」の教育を否定された日本は、民族としての記憶を意図的に失わされたことは間違いないであろう。
そのことについては、異論がない。
しかし、日本が太平洋戦争に突入した契機、また、戦後のGHQ占領政策を後押しした契機となった左翼勢力の活躍について、あまりにも出典を明らかにしない記述が多すぎる。
ある程度の知識・批判力を持っている人が読むならともかく、そういったものを持たない人に読ませるのは、少し危険に感じる。
一方的な皇室礼賛論には疑問
★★★☆☆
太平洋戦争という負けることがほぼ確実な愚かな戦争をなぜしたのかこの本を読んである程度はわかった感じがした。多くのメディアはあの戦争に関しては戦争の悲惨さばかりを強調し闇雲に反戦平和を唱えるだけで冷静な分析や事実の確認もない。著者の推測だが当時の軍部、官僚、マスコミなどにかなり多数のソ連のスパイ及び協力者が居て日米開戦を扇動したのではというのは面白い考えだ。しかし天皇に関する部分では一方的な皇室礼賛論で天皇制のメリットばかりを強調して負の部分は無視した感じだ。例えば天皇に関してはメディアも事実上言論の自由がないように思えるし、(例えば戦争責任発言で市長が狙撃される事件があった)どれだけ多くの国民が天皇を心の拠り所にしているのかは疑問である。
日本は占領されている。しかも見えないようにしている
★★★★★
日本という国は世界からみても変な国である。まず、自国を愛して何が悪いのか?日本の国旗を掲げるだけで、いちいち否定的な声が上がる。他の国ではこのようなことはまずない。日本という国を滅ぼしたいとしか言いようがない。特にアメリカ、ソ連のやりかたは非常に卑怯である。特にソ連。この国は本当に畜生そのもである。日本人の内面からつぶすやり方でアメリカが日本をのっとろうとしていると警告をしてくれるのこの本である。この本は今の若い人に読ませないとだめだ。この事実を知ったとき、日本のために何かしないとという考えになる。
この本は、日本のよいところを忘れた日本人には必須の本である。
「美しい」「きたない」これが日本人のDNA
★★★★☆
先の大戦での敗戦をきっかけに日本人が長い間連綿と大事にしてきたモノを諸外国(特にアメリカ)の策略で失いつつあること、戦後60年を経過して、やって日本人が冷静に過去を見つめ、自分たちの本来の姿を取り戻す土壌が整いつつあることが、この本を読むとわかります。