タイトルが全てを表している。夫のムスコが勃たなくなったことで溝のできた若妻が、義父の方が意外にご立派だったことを知って昂ぶるのが本作のミソ。これにより、義父からのお尻や胸へのイタズラを拒まない演技や、お風呂で背中を流す時の「あなた、どこのソープ嬢ですか？」という艶技が活きている。もともと清楚な良妻として家事を健気に勤しむ演出があって、浜崎りおさんも上手に演じているので、恥じらいつつも昂ぶる気持ちを抑えられない悩ましさが出ており、その後とうとう我慢が決壊、凄まじく淫らに豹変する劇的な破壊力を生み出すことに成功している。これが実にいやらしい……ああ、ホントにいやらしい。後半からは「もぅ我慢できないっ！」とばかりにエスカレート。義父の寝所に夜這いしてはウィスパーボイスで『お義父さん……ほしいぃっ』と囁く浜崎さんが淫猥過ぎる。艶技が本当に神懸かっている。この作品を観た時にも思ったが、本作でもセックスの女神が降臨している。芸術的とさえ言える見事な爆乳も惜しげなく晒されている。ホント素晴らしい。義父役のおじいちゃん男優も頑張ってはいるが腹上死しちゃいそう、とか思ってたら『命に障るからゆっくりヤろうね』なんてセリフが飛び出して笑った。前半と後半のそれぞれ終わりに「もぅ、堪らんっ！」という絶妙にして絶好なシチュエーションで貪り合う２人のシーンがあるのだが、これがまた「あぁ、もぅ！」というフェードアウトを見せる編集でお預けを喰らった感じがして実にニクい、というかニクらしい。実は義父との不義理な交わりは１回しかないのだが、作品全体に漂う淫靡な雰囲気や浜崎さんの存在感にしっかりした演技と艶技で充分に補われる作品である。いや、実際のところ浜崎さんもおじいちゃん相手に物足りないだろうに凄く感じてるように見えるんだもの。