ダムドのオリジナル９枚目。一曲目のDemocracy?で既にノックアウトです。キレまくってます。１９９６年の来日あたりからメンバーも固まり、ニューアルバム発売の期待が高まりましたが、実際にリリースされたのが２００１年、待ちに待った甲斐がある聴きごたえのある贅沢なアルバムに仕上がっています。オフィシャルにはこのアルバムからは一枚もシングルカットされておらず、２００５年段階で未だにＵＳ盤しか発売されていない状況にもかかわらず、相変わらず売れ続けている事実。プロモーションいかんによってはグラミーもいけたのでは？　あぁ、口惜しや（笑）。　　アップテンポからスローテンポまで、ダムド節炸裂なロックにスコーンと殺られます。　必聴。

ダムドの魅力は、バラエティ豊かな曲を一つの流れの中に並べて聴かせるところにある。
このアルバムも疾走感溢れる１曲目から始まって、ダークで怪奇趣味な１３曲目に至るまでの過程でリスナーを暗闇に引きずり込む。
この構成力は見事だ。
キャプテンのポップなセンスもデイヴの美声も健在！
ラットがいないのが寂しい限りだが…。

それにしてもこんないいアルバムなのに何故日本未発売なんだろう？