不動産業界におりますが、いろいろと違った視点での話はおもしろいですね。これからは発想と実行の時代・・そんなときに一度は目を通しておきたい本です。

　筆者は不動産業界の人間。本書は不動産を仕入れ、それを高値で売るノウハウが書かれている。言ってみれば不動産の加工販売業者と言えだろう。単なる売主と買主の仲介ではない。また自社物件で建物を建てて販売する業者でもない。よって、説明は、中古物件の仕入れかたと、それをいかに高く売るかが中心になっている。仕入れは、相場より安く値付けされた物件を探すだけ。ただ、相場の正しい判断が出来ないとダメだが、そのノウハウは多くの物件を見て自分で判断しろと書かれているだけ。売る場合は、少しでも売れるように瑕疵があれば是正し、化粧直しする。非常に当たり前のビジネスモデルで安く仕入れ、付加価値をつけそれを高値で売り抜ける。それが筆者のノウハウ。素人の個人が真似できる内容ではない。
　賃貸については競争が激しく満室にするのは難しいからと薦めない。また賃貸物件は収益を基にした売値になるので、安くなるし、売るときに個人相手でなく買い叩かれるので儲からないと言う。賃貸は転売目的ではなく利回りが目的だから、この本の説明はいささか疑問だが。ただ、業者が転売に際して満室を偽装するのと書かれていてびっくり。
　不動産業者の裏話や発想が分かって面白いが、個人が不動産投資をするためのノウハウを期待するのは無理だ。

建築コストの下げ方について丁寧に書いてある本。
実際の所、材料費や施工費という部分は不透明である分、
努力によって建築コストを下げる事が可能だと思われる。

しかしながら、本著に書いてある事を実行できるのは、
よほど時間がある人に限られるのではないだろうか。、
この価格調整をする為には多大な手間が必要であるし、
建築業者がやるには同業者から嫌われる覚悟が無いと
出来ない事であるといえよう。

加えて、本著はどのようなデザインのものでも建てれば
人が入るという前提の基に書いてある為、
立地によっては状況は全く変わると思われる。

無料で図面だけ書かせるのを推奨してる辺り、営業妨害にならないのかな。。

色々な不動産入門書を読みましたが、この本はその中で３本の指に入ります。入門書としては一番よかったと思います。

そろそろ、マンションを購入しようと考えていたので、
この本の内容は、とても参考になりました。

そもそも、チラシの値段は○○だと。

ということは、仮に4000万の値段が付いていても、
値引き交渉が可能であるということ。

何でもかんでも、これからは交渉ですね。
高額商品については・・・

ということで、新築より中古を探そうっと。